『ぜったいたべないからね』のローレン・チャイルドさんの作品です。
絵本から登場人物が飛び出して来ると思っている男の子ハーブ。
ある晩、お母さんは絵本をおいたまま電話へ…。
やって来るんです。
オオカミが。
それも二匹も。
たべられそうです。
ハーブは必死でオオカミをだまそうと…。
子どもならではのイマジネーションたっぷりの世界。
オオカミばかりか、たくさんの絵本から色々な登場人物が飛び出してきて…。
最後のページのハーブの“オオカミ封じ込め対策”が笑えます。
ユーモアたっぷりのキャラクターたち。
描いた後に切り絵として貼っているんでしょうか。
そんな風に見えます。
文字に動きを持たせて、そのページの雰囲気が良く伝わってきます。
作中に出てくるたくさんの“絵本の内容”の解っているお子さんと読むと、その楽しさが倍増すると思います。