歩くことから、遊ぶことから、いろいろなことをおじいちゃんのボブに教わった孫のボビー。
おじいちゃんと一緒にいることが大好きなボビーに大きな事件が起こりました。
おじいちゃんが重い病気で倒れたのです。
歩くことも、話すことも、聞くこともできなくなってしまいました。
両親があきらめているところで、ボビーにはおじいちゃんが自分の語りかけに応えてくれていることを知るのです。
おじいちゃんと話ができるようになります。
今度はボビーがおじいちゃんに歩き方を教えます。
心の通い合いがあって、はじめてできた奇跡。
心温まるお話です。
子どもとっておじいちゃんとは、おじいちゃんにとって孫とは。
とても大切なことを教えてくれていると思います。
今月起こった大津波災害。
9日経って、流された家屋からおばあちゃんと孫が救出されました。
9日間、孫は動けないおばあちゃんに食料を渡し、防寒の介助をしていたそうです。
災害の哀しみの中で、心温まる奇跡。
どこかこの絵本とつながりを感じました。