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サルビルサ自信を持っておすすめしたい みんなの声

サルビルサ 作・絵:スズキ コージ
出版社:架空社
税込価格:\1,650
発行日:1996年
ISBN:9784906268986
評価スコア 4.4
評価ランキング 12,877
みんなの声 総数 19
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自信を持っておすすめしたい みんなの声から

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11件見つかりました

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  • 子供が大人に解説する絵本

    • 事務員さん
    • 30代
    • ママ
    • 福岡県
    • 女の子6歳、女の子3歳

    パパに「よんでー」と子供が駆け寄りました。
    子供は先日私と読んでいたので
    おそらくパパを試したんだと思います。

    日本語でもなく英語でもなく
    獲物を狙ってる二部族の共通言語のようです。
    文字を読む大人は「なんだこれ??」
    ですが絵本を絵で読む子供は
    理解できるようです。

    パパの「なんじゃこりゃ??」がでたあと
    子供は「あのねーこの人たちがけんかして
    最後、とりさんにとられるとよ」って
    解説してあげていました。

    投稿日:2010/11/04

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  • 【再投稿】戦争の発端と結末

    問答無用のパワフルな絵を作り続けるスズキコージさんならではの問題作です。
    ただただ圧倒されるばかりなのですが、意外と確信犯的な遊びに思えました。
    互いの国で正反対に発語する言語をもつ人たちが、争いを始めます。
    翻訳したら、コミュニケーションが成立したら、これほどむき出しで感情的になることはないのかも知れません。
    でも、多分自分たちを否定されているようにしか受け取れないのです。
    かくして、両国は戦いの末に滅んでしまいました。
    怪しげな鳥が両国を手に入れて、お話は終わります。
    黒い怪鳥は、決して平和の象徴ではありません。

    投稿日:2024/05/01

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  • イマジンだぞ、こどもたち。

    • もゆらさん
    • 60代
    • その他の方
    • 神奈川県

     私たちは、こどもに絵本をと、いつも望む。
    ここにまたその評まで残そうなんて、なんて不埒な親だ。
    スズキコージの、破廉恥なまでの童心パワーに、またも完敗だ。

     まるで鏡を見ているかのような絵本。
    ヤンチャ表現に飲まれて、あっという間にページを繰ってしまった。

     似ている、まるで違うはずなのに、似ているのだ。
    だから言い合いになって、泣き叫ぶ、この絵本の絵のように。
    「自分の中にも、いろんな自分があることを知っていながら、
    あなたとは違うと、言い張るのだ、そう、互いにだ」
    と、スズキ画伯に言われているような、気がした。

     新しい古いではなく、素直なスズキ画伯のイマジンに
    感謝、感謝。

    投稿日:2019/04/30

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  • 深いっっ

    平和を考える・・というテーマで本を探していてめぐり合いました。

    「サルビルサ」この謎の呪文・・
    いったいなんなんだ?と読み進めました

    この絵本の文は、最小限の文字数で描かれているように思います。
    そして
    響きのいい「サルビ」「ビルサ」等、回文チックな言葉の連呼。
    でも、よく絵を見てみると
    戦争の愚かさ(ある種のばかばかしさ・。こっけいさ?)を
    風刺的に伝えているように思いました。

    あぁーー深いっっ。

    高学年にじっくり読んでほしい一冊です。

    投稿日:2016/06/22

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  • 湾岸戦争

    お話会で読む本を探していたときに、メンバーから勧められて読んでみてびっくり。
    子どもたちは、絵と言葉に夢中になっていました。

    でも、大人は隠されたメッセージを感じます。
    サルビ ビルサと叫ぶ国は、イランとイラク
    ハゲタカのサルビルサは、アメリカ
    湾岸戦争のあとに、石油の利権を奪い合っていたアメリカ企業が重なりました。

    端的な表現で、湾岸戦争を描いて成功した本だと思います。

    もし、高学年のお子さんに勧める場合は、この裏の意味を教えてあげると、ただの言葉遊びの絵本ではないと受け取ってもらえると思います。

    投稿日:2016/06/21

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  • とってもユニークな絵本

    一匹の獲物を巡り、二国間で起こる壮烈な争い。
    一方が「サルビ!」と叫べば、相手は「ビルサ!」と返す。
    終始、造語&回文でストーリーが進行していくユニークな絵本。

    初めて手にした時、こんな絵本があるのか!と、衝撃を受けた一冊です。

    争うことの愚かさを描いた作品なのですが、難しい説明は一切ないので、子供にも分かりやすく、個々にイメージを膨らませながら楽しめる絵本。
    テーマは深いのに、教訓染みていないところが素晴らしい。さすがはスズキコージさんです。

    この絵本を読んでしばらくの間は、すっかりサルビルサ語にはまり、親子で「サルビ!」「ビルサ!」と、掛け合いを楽しんでいました。

    投稿日:2012/02/09

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  • 奥が深い

    • シーアさん
    • 20代
    • ママ
    • 大阪府
    • 男の子5歳、男の子1歳

    絵本好きの友達に紹介してもらいました。

    「サルビルサ」
    このタイトルは、上から読んでも下から読んでも同じ文章・・・
    つまり、回文になっています。

    「サルビ」「ビルサ」など、
    登場する王様(?)たちのセリフは、全てさかさま言葉。
    同じことを言ってるんだけど、同じように伝わらない。
    一匹の獲物という、些細なものをめぐって、争いになってしまう・・・
    戦いが終わり、倒れている兵士たちの上を、一羽の鳥が悠々と飛び、こう叫びます。
    「サルビルサ!」

    表現したいのは、欲深い人間の性?
    それとももっと別の何か?
    とらえ方は人それぞれ、
    単純に面白くも読めるし、深読みしてとことん追求してもいい・・・
    いかようにも解釈できる絵本ですね。

    スズキコージさんの、独特の世界観。
    文字の字体も普通の絵本とは違っていて、絵の一部になっています。
    すごい迫力。

    自分で読むよりも、誰かに読み聞かせてもらうと、また違って見えます。
    パパが子どもたちに読んでいるのを私も見ていて、
    遠くから見たほうが、この絵本のよさが分かるなぁと思いました。
    ちなみに、5歳&1歳のうちの息子たちは、ゲラゲラ笑っていましたよ♪

    投稿日:2011/03/24

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  • 2つの部族の言葉がお互い「回文」?

    • てんぐざるさん
    • 40代
    • ママ
    • 埼玉県
    • 女の子14歳、女の子9歳

    「回文」…?
    ストーリーといえるものがあるとすれば、
    1匹の獣を追ってきた2つの部族(または種族)が、その獣をめぐって大きな争いをして、死者をいっぱい出したのに、
    そこへやってきた別の鳥獣に、その獲物をとられてしまったというもの。と、解釈していますが、
    この絵本は、登場する2つの種族の言葉が、すべてお互い逆さ言葉なんです。
    例えば、獣を同時に仕留めたとき、片方の戦士は「サルビ」と叫び、もう片方の戦士は「ビルサ」と叫んでいます。

    文はとても少ないのですが、その1ページ1ページがとても楽しいので、ゆっくり読んでほしいです。
    他の方の感想を読んで思いましたが、
    なるほど、読み語りをするときは参加型にしてみると面白いかもしれませんね!今度、ぜひやってみたいです。

    投稿日:2010/02/05

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  • 不思議がいっぱい

    スズキコージさんの絵本が読みたくて手に取りました。
    独特の、画面いっぱいに描かれた絵が魅力的です!
    そして、不思議な言葉が続くこの絵本。
    字のない絵本よりもこの「不思議な言葉」があることで読む側の想像力が広がります。
    傍観者のように登場する鳥がまた不思議。
    どんな意味があるんだろう…と、ついつい何度も読んでページの隅々までチェックしたくなる絵本です♪

    投稿日:2008/05/02

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  • 聞き手参加型絵本

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子13歳、男の子10歳

    今日のおはなし会の息抜き的に選ばれていた本。
    題名から読者は???の世界です。
    表紙を見ても何これ?
    でもね、本文に入ったらもっとわからない。
    どうやら2組の団体が争っているらしい。
    しかも、互いに逆さ言葉を使って。
    どちらにしてもデタラメ語、
    でもね、なんだか外国語の響きがしてくるから不思議です。
    今日の語り手はこのやり取りの一方を聞き手にさせていました。
    やはりこの絵本の醍醐味は発音してみてこそのものでしょうね。
    なんとなく、お話を体感する感じがしてきて愉快でした。
    そして、そう、もうお分かりでしょう。
    「サルビルサ」は反対読みしても「サルビルサ」。
    ラストはなかなかな昇華のさせ方です。

    投稿日:2006/11/30

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