「ネギでちゅ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

ネギという名のねこ。その後姿と、たまねぎ。
確かによく似ています。
このまったく関係がなさそうな組み合わせが、
なんとも可笑しくかわいらしい。

娘が図書館で見つけました。

○○をすることができる。
けど、○○だからやらない。

脳ある鷹は爪を隠すみたいな・・・
ネギは、なんでもできるねこ。でも、やらない。

ねこらしいわがままな性格が、
ユニークで、にくたらしいほど可愛かったりする。

犬のナスビのえほんと一緒にあわせて見ると、また楽しいですよ。

猫のネギが、自分について語ってくれるお話です。

“○○出来るけど、○○だからやらない”といった感じで、ネギ自信について語ってくれます。
やらないのには、ネギなりの理由があるところが面白いなぁと思いました。
個人的には「きんじょめいわくだから　うたわない」が、なんだか人間界のことを気遣ってくれているようで好きです。

かくれんぼするネギが、初めは全く分からないところがネギらしくていいなと思いました（笑）

ユニークな発想とネギの憎めない可愛らしさがあるところが好きな一冊です☆

この絵本はわたしが、絵本の読み聞かせに入るとき、いつも持っていく絵本です。なぜなら、ネギという猫が草むらの中に隠れて、聞き手に「どこにいるでしょ〜？」とたずねてくれるからです。読み聞かせで無理にやり取りをしようと力むことなく勝手にやり取りを子どもとすることができちゃいます！「見つけた〜？じゃあ、めくるよ〜？」と言うと、「待って待って！！！」とまだ探したいという気持ちを読み手に向けてくれます。そういう意味で、一緒にページをめくるという呼吸が出来上がってしまうのです。子どもの呼吸に寄り添うことで、共感することにより近づけるのではないでしょうか。