「ペチューニアすきだよ」 自信を持っておすすめしたい みんなの声

5歳の長男が「ペチューニア」のシリーズを気に入って全部読みました。

この巻では、おいしそうなペチューニアを食べようとするあらいぐまとペチューニアのやりとりが描かれています。ペチューニアは、そんなことに全然気づかず、誘われた「散歩」を楽しみます。

パット・ハッチンスの『ロージーのおさんぽ』と雰囲気が似ていますが、最後にあらいぐまがペチューニアを食べることをやめ、「すきだよ」と言ってしまうところが魅力的です。

絶版なのが残念です。

｢ペチューニア・シリーズ｣の４巻です。
今回はあらいぐまが、色々な作戦を練って｢おいしそうなペチューニア｣を食べようとするのですが…。
次々にあらいぐまの思惑とは違う展開になり、読み手もきき手も、思わず笑ってしまいます。
この頃はまだ、ペチューニアの描き方が簡略的な感じがします。
ハッキリいってしまうと、後期の作品に比べて、作者の絵がまだ粗削りな感じがします。

でも、要所要所の動物たちの仕草や表情がなんとも味わいがあり、目が離せない面白さがあります。
ストーリー的な面を言えば、普段は天然ボケなペチューニアが、仲間たちを振り回すパターンが多いのですが、今回はペチューニアのそのボケ加減が、功を奏したようでした。
あらいぐまとのやりとりがとても面白かったです。