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重松清さんの小説は追いかけるようにして読みあさっているのですが、子ども、少年、青年と精神面の捉え方、教育観が強い芯がある作品ばかりと思います。 時折、それが大人未満の彼らの問題点をさぐる形にあるのですが、とても痛快に和ませてくれる作品も数えきれないほどあります。 安心して読めるのですが、この作品は小学生新聞に掲載したものということで、立ち位置をぐっとひきさげて書かれています。 さすらい猫ノアが進行役ですが、健太、亮平、凛々のトリオが代用教員のユッコ先生の頼りなさを救いクラスをまとめていくドラマ。 テンポといい展開といい歯切れよく進行していくので、軽々に読めます。 自分たちにとって大事なものは何? 解決は自分たちの力ですること。 子どもたちへのメッセージがしっかりしているので、誰にでもうけいれられやすいのではないかと思います。
投稿日:2010/12/21
へぇ〜、重松氏の児童書なんだ・・・と手に取りました 小中学生用の新聞に連載されていたようです おもしろい! 小学5年生で、今時の小学生ですが 根本は私達と変わらない! って、重松氏が同じ年齢だからかな(^^ゞ 感覚がとても分かりやすい どこの学校でもいそうな 個性溢れるクラスです 悩み事が一緒 感じ方が一緒 さて、解決方法は? 一緒に考えながら・・・ 猫のノアの存在がもちろんキーポイントですが ノアに気付かせられていく 子どもはもちろん 子どもと関わる大人の正直さが、なんともいいんです 完璧な大人なんていないんだよね あの子はいい子 付き合いやすい子 でも、実はあの子は・・・とか あいつは、嫌だ・・・ でも、実は・・・とか 友達付き合いって いろんな衝突や事件があって 自分の考えがどうなんだろう?とか 実は、1番自分のことがわからないとか 思春期入口の心の動きなのかな コミュニケーションの基礎や 大切さ 自分で乗り越える 自分で気付くこと そして、友達とは!?をうまく伝えてくれています 昔小学生のおばさんは 昔の学園ドラマを楽しんだ感じでした
投稿日:2010/10/27
我が家の小学5年生の子供の国語の教科書に、重松清さんの本がたくさん紹介されていました。 こちらの本も(新版でしょうか文庫本でしょうか表紙の絵柄が違っていましたが)。 子供たちの心情や素直な心がよく描かれていました。 素敵なトリオですね。
投稿日:2021/04/29
娘が学校の図書館から借りてきました。 読み終えた後に、「おもしろいし、いいお話だからママも 読んでみて!」とおすすめしてくれました。 よかったです。 登場人物達は5年1組のみんな。 娘も5年生になったばかりですので、いろいろと共感できる ところがあったのじゃあないかな?と思いながら読みました。 今のところ、娘のクラスはとっても楽しそうでまとまりも ありそうなクラスなので、さすらい猫、ノアがやってくる 気配はありそうにないので、それはそれで残念でもあるのですが。 勇気りんりん。 うん。勇気はどんな時でも、どんな方向でも必要ですよね。 講談社青い鳥文庫のシリーズを読んだことも娘はおそらく ほとんどなかったと思うので、このシリーズでも琴線に触れる ことができる本と出会えてよかったねと思いました。 (私が岩波少年文庫好きなので、そちらばかり選んで読んで いたこと・・また、お友達が読んでいる青い鳥文庫の本も 読んでみたけれど、「あんまりいいと思えなかった」らしい ので、青い鳥文庫とは少々距離があった娘だったのです)
投稿日:2017/05/21
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