もぐらのモールくんは、巣からおちたひな鳥を保護しました。
世話をして行くにつれて、だんだんとひな鳥に情が湧いてきて独占してしまうのです。
家族の野生の動物は「ペットじゃんないよ!」って言われても・・・
人間関係のなかではさまざまな愛情のかたちがありますが
自分本位で相手のことをムシするような愛情は、決してベストな愛ではない!
相手の置かれた環境や状況を考えて接して行く事、
そして優しく見守ることもすてきな愛情表現。
そんな風に愛することの大切さと、愛することの難しさを
優しく、子どもたちにも分かりやすいような場面を通して
お話ししています。
これからお友達関係が難しくなる小学校中学年から
私たち大人の皆さんに手にとって、考えて欲しい1冊です。