大人とこどもの集まりで読んでもらいました。
子供たちはもちろん、おおよろこび。その後ろで聞いていた大人たちもわくわく、どきどき、そして最後にほっこりさせてもらいました。幅広い年齢におすすめです。
子供の頃、後ろからともだちにそっと近付いて、ワッとおどろかしたわくわくどきどきを思い出しました。ビックと一緒にうひゃひゃひゃひゃと笑ってしまいます。でも、次第に驚かせるのがエスカレートしてとうとう牢屋に入れられる羽目に・・・牢屋に閉じ込められてだれも脅かせないでいるうちにへろへろのぺらぺらになってしまったビック。ビックは脅かせないとだんだんやせてきてへろへろになってしまうのです。
そこで署長さんは名案を思いつきました。
展開がなかなか予想できず、はらはら、どきどき、えっなんで?そうきたか!というシーンの連続です。ユニークな場面構成で、カラフルで躍動的にまとめられているので、内容はあるのにテンポよく最後のページまで進めます。世の中いろんなものさしではかれば、それぞれの個性が生きるのだなと改めてきづかされ、最後にほっこり。ねこだいすきの作者ならではの楽しいお話です。