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中学生までに読んでおきたい日本文学(2) いのちの話自信を持っておすすめしたい みんなの声

中学生までに読んでおきたい日本文学(2) いのちの話 編:松田 哲夫
出版社:あすなろ書房 あすなろ書房の特集ページがあります!
税込価格:\1,980
発行日:2010年11月
ISBN:9784751526224
評価スコア 4
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  • 読書の面白さを堪能しました

    全10巻からなるこのシリーズは2010年に刊行されていますが、
     最近までこういった本が出ているのを知りませんでした。
     この夏、おそらく子供たちの夏休みに合わせてだろうと思いますが、
     このシリーズの広告が新聞に出ていて、興味を持ちました。
     日本文学といってもここでは短編が主で、
     しかも詩が収められていたりします。
     取り上げられている作者も明治の文豪から現代作家まで彩々。
     ラインナップをみているだけで読書意欲が高まります。

     シリーズ2巻めとなるこの本に載っている作者と作品は以下のとおり。
     石垣りん   表札 (これは詩)
     有島武郎   碁石を呑だ八っちゃん (懐かしい作者です)
     吉野せい   梨花 (作者自身の子供の死を描いています)
     森鷗外    山椒大夫 (お話としては知ってますが鷗外の作品として読むのは初めてかも)
     島尾敏雄   島の果て (島尾敏雄といえば『死の棘』が有名)
     長谷川四郎  鶴 (この巻ではこの中編がよかった)
     原民喜    夏の花 (このあまりに有名な原爆小説を読んだのも初めて)
     太宰治    魚服記 (太宰の初期の作品。やっぱり巧い)
     海音寺潮五郎 極楽急行 (こういう作者まではいっているのがうれしい)
     梅崎春生   チョウチンアンコウについて (わずか3ページのエッセイながら絶品)

     読書の面白さを堪能あれ。

    投稿日:2023/08/18

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