読んでいるのが、各地に大雪を降らせたこの冬。外に出れば寒さが厳しく、平野を吹く風もひとしお冷たい時期。
お話会で読んでみました。言葉は繰り返しですが、井上洋介さんの本なので、ぐるりと回るものが毎ページ違います。
子どもさんだけでなく一緒にいらした保護者の人たちが、「かたつむりだね」電車の好きなお子さんは線路がぐるり曲がっているところに反応したり。
マンションの窓が観覧車のように回っているところでは「わーっ」と歓声も。
たまたま大勢の人の前で読む機会に恵まれました。井上さんの本を親子で読んでも親の方がわからないというのは、私も経験したことです。
一方、勉強会で人に読んでもらうと絵をじっくり見ることができて良さがわかったという声も聞きました。
井上さんの絵本、大人も読んでもらう、絵をじっくり見る機会があったら、魅力が伝わりそうです。
裏表紙や見返しにも井上さんらしいこだわりが感じられます。裏表紙までじっくり味わっていただけたらと思います。