ずっと前に購入して、いつ息子に読もうかと思っていた本でした。
昨年、映画化もされたそうですが、私は読んだことはなく、息子に読み聞かせて、その世界観にちょっとびっくりでしたが、息子に読み聞かせしながら、二人でツッコミを入れて楽しんでいました。
あとがきによるとニコラは小学校の低学年。
男の子たちばかりの学校で、寄ると触るとすぐに喧嘩というのか小競り合いというのか、平手打ちの世界なんです。
今のお行儀のよい子たちからすると、「えー!」と思ってしまうかもしれないのですが、
そのちょっと乱暴な感じだけど、みんながその子なりに真剣で、先生や両親のことは大好きで、その通りにしようと努力はしているのだけれど、どこかでちょっとずれているという感じなのです。
だから、暴力とかそんな感じではなくて、じゃれあっていたら手が出ちゃったという兄弟喧嘩に近いのかもしれません。
そんな友人関係だけれど、みんな仲良しでいたずら好き。
生き生きとした子どもたちで、子どもたちなりに筋の通ったことをしているのが、子どもには何とも魅力的なんでしょうね。
読みながらああ男の子ってこんな風だわと男の子を育てている私は思いました。
息子に読み聞かせしたらすごく気に入っていました。
こんな風に、喧嘩してたらその場で感情のやりとりをするのでいじめとは発生しないでしょう。カラッとした雰囲気もあります。
シリーズであるようなので、これは続きも読まないと思っています。