表紙の絵だけを見たら絶対に選ばないタイプのちょっぴり地味目の絵なのですが、中身は、絶対に面白いので、是非、手にとって一読することをおすすめします。
とにかく、海の中の子育ては、私たち人間から見ると、
「へんなの」
と思うことの連続なのです。
それだけに、大変興味深く、思わず
「へえー」
と声を出してしまいました。
女が子育てをすること、と考えがちの私たちに、海の生き物達が、ジェンダーフリーな子育てを通して、もっと柔軟な考え方を教えてくれている感じがします。
また、カクレクマノミが、途中で性別が変わってしまうことがあることなども、後書きに書かれていて、後書きまで、驚きや発見があります。
以前、学校の読み聞かせにも使わせていただいたのですが、大人でも面白いと感じる内容なので、高学年でも充分楽しんでもらえるのではないでしょうか。
ミツクリエナガチョウチンアンコウは、舌をかみそうな名前なので、何度も練習して読みましょう。