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おはなしのたからばこワイド愛蔵版(11) 赤いくつ自信を持っておすすめしたい みんなの声

おはなしのたからばこワイド愛蔵版(11) 赤いくつ 作:角田 光代
絵:網中 いづる
出版社:フェリシモ出版
税込価格:\1,415
発行日:2009年10月
ISBN:9784894325005
評価スコア 3.97
評価ランキング 45,121
みんなの声 総数 37
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  • カーレンというかわいそうな娘を引き取った奥さまは、カーレンが今まで履いていた手作りの赤い靴も着ていたみすぼらしい服も全部捨てて、新しいきれいな服や靴をそろえてくれました。
    ふと目にした赤い靴を、買ってはもらったのですが、教会に履いていってはいけないのに履いていったカーレンのそのあとの運命はあまりにも過酷なものでした。
    うーん、ここまで…と思ったりして、恐ろしさを感じました。水彩画の流れるような絵のタッチに軽やかな動きを感じることができました。
    カーレンの最後、本当に幸せだったのでしょうか。

    投稿日:2015/12/09

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  • 「赤い靴をはいた女の子が躍り続けて、足を切らなくてはいけなくなったお話。」
    そう私の中では長年インプットされていましたが
    改めて読んでみると、それだけではない、この物語には大事なことがいくつも物語の中に隠されていました

    だれか、カーレンに「なんで」赤いくつをはいていってはいけないのかを
    教えてあげるべきだった。
    「赤い靴をはいてはいけない」だけだと、
    誘惑に負けてカーレンみたいにはいてしまう子いると思います。
    可愛いからという理由だけでTPOを考えない格好をしている大人もいるように。

    時に、知らないということは、怖いこと。
    知らずにやってしまって、仕方ないではすまないこともあるということ。

    カーレンは赤いくつをはいてしまっただけでなく、
    黒い靴をはくと約束したのに守らなかった事。
    大切なおくさまの看病をせず、舞踏会に行くことにしてしまった事。
    たくさんのタブーも犯し、罰を受けることになった。
    きっと、高慢でみえっぱりな子供への見せしめの意味も含んでいたのですね。

    生きている中で、ダメなのに心が揺らいでしまう事ってある
    でも、そんな時に、なんでそうしてはいけないの??と考えることを教えてくれます。
    子供にもぜひ、ただ怖い話ととらえず、たくさん考えながら読んでほしい作品です。

    投稿日:2015/12/08

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  • 忘れられない

    小さい頃から知っている童話です。

    どこまでもどこまでも…踊り続ける赤い靴。

    そして最終的に切り落とされるという結末がとても衝撃的で、ずっと忘れられません。

    赤い靴に魅了され惑わされ、恩人を見捨てて欲望のままに行動してしまう様は、決して他人事とは思えず、今でもゾッとしますね…。

    美しい絵本なので、是非とも色んな世代に読んでほしいです。

    投稿日:2015/12/04

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  • 贖罪

    赤い靴にはどんな魔力があったのでしょうか。
    一度履いたら決して脱げず、いつまでも踊り続けねばならなくなったカーレンのお話です。

    履いて行ってはいけない教会へ赤い靴を履いて行き、恩を受けた奥様の看病もせず舞踏会へと向かった報いでしょうか。

    読みながら「パンを踏んだ娘」の話を思い出していました。
    アンデルセンのお話は時として残酷で、衝撃的で、心に残ります。

    最後、カーレンはまっすぐ前を見つめ、歩き出します。
    そして、牧師館で無償で働き、自分の犯した罪を償うのです。

    最後は天に召されるカーレン。「マッチ売りの少女」や「人魚姫」と同様、やはり宗教色を強く感じますが、実に美しい終わり方です。

    格調高く美しい文章と、透明感のある幻想的な挿絵が、この作品を一段と芸術性の高いものにしています。
    怖ろしくも美しい、一度読んだら忘れられない作品です。

    投稿日:2015/12/09

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  • なんだかかわいそう

    しきたりを守らなかったカーレン。
    おくさまとの約束を守らなかったカーレン。
    おくさまの看病を放りだして舞踏会へ出かけたカーレン。

    確かに罪深いカーレンですが、受ける罰の大きさに愕然とします。
    人間だから縛られる、さまざまな制約と葛藤。
    これが他の生き物なら、縛られることのない自然な欲求。
    人間として生きていく上での堅苦しさみたいなものを感じました。

    最後は天に召されることで、ようやく救われたカーレン。
    カーレンの罪深さがどれほどのものだったのかがわかります。
    娘は、「足がなくなっただけでもう十分じゃないの?なんで死ななきゃいけないの?」と憤りを感じたようです。

    投稿日:2015/11/27

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  • かわらず衝撃的です

    子供のことに読み、衝撃を受けた物語です。

    この作品を通して、人間の心の弱さや、ずるさを学んだような気がします。

    当時読んでいた絵本は可愛らしいイラストの子供向けのものでしたが、
    この作品は、大人でも楽しめるようなイラストで、また文章も描写が細やかに書かれているので、
    まるで違った物語を読んでいるように感じました。

    投稿日:2015/11/23

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  • 文学的作品

    直木賞作家の角田さんの文章は、他の『赤いくつ』と一味違います。
    文章内容に深みと心理描写があるのです。
    その分、角田さんが自分の言葉でアンデルセンの原文にアレンジを与えているのです。
    読み物として読むにはイチオシの絵本。
    網中さんはこだわりなく、この話の内容を表現していて、角田さんの文章の味わいを損ねないでいます。
    角田さんならではの作品。
    そういえば角田さんは随分多くの絵本の文章を書いています。

    投稿日:2012/02/22

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  • すばらしい日本語

    『赤い靴』は昔からある童話のひとつですが
    訳者があの『八日目の蝉』の角田光代さんと知り
    手にとることにしました。
    足を切り落としてしまうラストは悲劇的なのですが
    そこまでの心の動きが、
    女の心理描写を書かせたらすばらしい技量のある角田さんの表現力で
    みごとに伝わります。
    久々に引き込まれるように読んだ一冊です。

    投稿日:2011/09/18

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  • 悪いことをしてしまうのは・・・

    • えっこさん
    • 40代
    • ママ
    • 東京都
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子4歳

    アンデルセンの赤いくつの話は、子供の頃に読んで誰でも知っている話だと思います。私は、今大人になって読み直してみて、深いテーマのある話だったのだと感心しました。

    華美な浮ついたものにうつつを抜かして、本当に大事なのもを見失っている人を諌める話だとは思っていました。でも、一歩踏み込んで、外因(赤い靴)があったとしても、悪いことをしてしまうのは、結局は自分の心の問題なのだということを示唆している物語だとは知りませんでした。

    子供にこのテーマは難しいかもしれません。でも、アンデルセンやグリム童話などは、割愛された幼児向けの物ではなく、小さい時から本物を読ませてあげたいとつくづく思いました。

    アンデルセンも生誕200年です。昔に書かれたお話ですが、2004年に降矢ななさんの絵で出版されたこの本を読んでいると、けして昔くさい話ではなく、現代の少女達の姿に限りなく重なってきます。もちろん、大人の私たちにも思い当たる節があって、ドキリとさせられます。

    投稿日:2005/01/08

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