はじめてのクリスマス(偕成社)
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ホリーの誕生日プレゼントは、てっきり”馬”とばかりと思っていた 私なので、「まだプレゼントがあるのよ、ホリー。さあ、納屋へ行 く?」 ”わかってた!わかってたわ!わかってるのよ! 行く! 行く! 今すぐ!”わたしは駆け出した。 大きなこのプレゼントが目に入った途端のわたしの気持ち、 わたしは隠しきれなかったと思う。 やっとのことでわたしは口ぶえをふいた。 「・・・・・すごい」 「のってみないのか、ホリー?」父が言った。 ページを捲ると、赤い自転車だったので、 え、ええっ・・・・・・・・・でした?? ホリーは、赤い自転車に「ビューティー」と名づけて喜んで ました。あまりにも馬のことばかり描かれていたので、びっくり した私でした。でも、ホリーが喜んでいたから、よかったんだと 思いました。とても水彩画が綺麗です。
投稿日:2019/04/18
町から田舎に引っ越してきて、やっと生活に慣れてきたホリーが夢に見たのは馬を飼うことでした。 その流れと絵の美しさに、誕生日に馬小屋で待っていたプレゼントは…? 見ている私もわくわくしながらプレゼントのページを開けて見たら…!!! 予想外の展開にビックリしてしまいました。 でも、ホリーが気に入ったならそれで良いですね。 私には不満が残りました。
投稿日:2019/01/06
何て言うか、期待を裏切られた感は満載ですが、それでも嫌な感じは全くありません。むしろ、えーっと言いながらゲラゲラ笑ってしまいました。小屋に糞だけ置いて「飼っている気になる」のは何とも可愛いらしい行動ですね!
投稿日:2014/12/01
作・絵 ホリー・ホビー、訳 二宮由紀子とくれば、誰しもが知っている「トゥートとパドル」シリーズです。 そのホリー・ホビーの2010年の彼女の自伝的作品です。 「トゥートとパドル」シリーズを読んだときに、その原点を見出すことができて、さらにシリーズが楽しめること間違いありません。 物語は、私が祖母の家の3階で暮らす都会のシーンで幕開きです。 近所には沢山の子供がいて、どの家もぎゅうぎゅうに暮らしている、とても賑やかな生活がそこにはありました。 それが、突然、両親が古い農場を買い、田舎暮らしを始めることになります。 私は、直ぐ森や野原が好きになり、動物の世話に夢中になるのです。 その時憧れたのが、乗馬。 私は、世界中の何よりも、馬が欲しかったのです。 その憧憬は、馬のいる生活を空想させ、馬の絵をそれこそ沢山描くことに繋がるのですが、まさに彼女が絵本作家となる原点が、そこにはあるのです。 馬を飼うことに家族から反対されるのですが、私は諦めきれない。 私の誕生日、両親が納屋にプレゼントがあると言われた時の、期待に満ちた私の気持ちは想像に難くありません。 誰しもが馬のプレゼントと思うのですが、それは馬ではありませんでした。 私の想いを、可能な限り受けとめた両親の行為に拍手したい気持ちに駆られます。 同時に、馬でなかったことをガッカリするのでなく、感謝の気持ちに変えていく私にも、拍手したい、そんな素敵なエピソードだと思います。 「トゥートとパドル」を読む上で貴重な作品ですが、1つの作品としてもオススメです。 特に、起承転結のしっかりとした構成が優れた作品だと思います。 読み聞かせよりは、小学校低学年以上のお子さんが、自分で読むのに適しているかも知れません。
投稿日:2011/12/25
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