絵はちょっと地味です。
特に、表紙の絵はとりわけ地味です。
たぶん、本屋で見かけても、わ、どんな絵本かな、って手にはとらないかも。
でも、内容はなかなかです。
表紙の女の子は、なかなか寝付けない女の子リーセン。
お人形がいないと眠れないと言って、お人形を持ってきたのはいいけれど...お人形はくまがいないと眠れないと言い出します。
そして、そのくまは、犬がいないと眠れないと。
子供って、なぜか、こうやって、繰り返し、繰り返しのお話が好きですよね。
次は何がやってくるのか、わくわくするからでしょうか?
親としては、同じフレーズを何度も何度も繰り返して読まないといけないので、ちょっと飽きてもくるんだけれど、子供が喜ぶので、つい、息継ぎもそこそこに、読んでやってしまう。
子供は、私が思うようには、この絵本の絵が地味だというふうには思わないみたい。
最後の最後には、お人形とリーセンだけを残し、幸せそうに眠るリーセンに、ほっと一安心。
話のおもしろさからか、けっこうお気に入りの一冊になっています。