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12月通り25番地自信を持っておすすめしたい みんなの声

12月通り25番地 作:ヘレン・ウォード
絵:ウエイン・アンダースン
訳:岡田 淳
出版社:BL出版 BL出版の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2005年11月
ISBN:9784776401483
評価スコア 4.56
評価ランキング 6,349
みんなの声 総数 15
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  • 幻想的で心あたたまる

    タイトルが気になって読んでみました。
    幻想的で不思議な物語の世界にひきこまれました。主人公の女の子が相手を思ってクリスマスプレゼントを探す気持ちも、素敵なラストにも、心が温まるようでした。
    クリスマスプレゼントにぴったりな絵本だと思います。

    投稿日:2016/12/23

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  • 世界にクリスマスにまつわるお話はどれだけあるのでしょう。
     雪の季節、サンタクロースのキヤラクター、子供が登場、暖かい灯り、などなど、お話が生まれる素地がたくさんあるから、作り手側の創造力をかきたてるにちがいない。
     イギリスで生まれたこの絵本は2004年に出ているが、日本では翌2005年にもう刊行されているから出版社としては力が入った一冊だったのだろう。

     なんといっても、このタイトルが素敵だ。
     「12月通り25番地」、もちろん12月25日にひっかけてつけられたタイトルだが、なんだかそこに夢があるように誰もが思う。
     一体、そこに何があるの?

     主人公はひとりの女の子。赤いコートを着て、まるで赤ずきんちゃんのよう。
     この子にはどうしても贈り物をしたい相手がいるのですが、その子にぴったりの贈り物が見つからないのです。
     クリスマス・イブの夜、女の子は贈り物を探しに町へと出ます。
     そこで迷い込んだのがとってもさびしい「12月通り」。
     ところが、一軒灯りのついているお店があって、のぞくとたくさんのおもちゃが並んでいます。
     そこは「25番地」にあるお店。
     女の子はそこで買い物をしようとしますが、先客がいて、おもちゃを片っ端から袋に詰めています。
     この絵本を見ると、その先客がもしかしてあの人かとわかります。
     それに、女の子が探していた贈り物をくれたのですから、その人はやっぱり…!!

     ウエイン・アンダースンの幻想的な絵が素敵です。

    投稿日:2019/12/25

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  • 何となくボヤっとした印象の残る絵本でした。

    • 梅木水晶さん
    • 30代
    • ママ
    • 山形県
    • 女の子6歳、男の子3歳、女の子1歳

    途中おもちゃを買い占めていかれた方はサンタクロースですよね。それだけはわかりました。絵の奇妙さだけが私の頭の中に印象強く残っています。大人の私が何となく気持ち悪さを感じた絵。子供の目にはどう映るのだろう…。

    投稿日:2018/02/09

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  •  一人の女の子が、誰かのためにクリスマスプレゼントを探しに町にいきますが、いつの間にか暗くて寂しい12月通りに迷い込みます。
     そこに、たくさんのおもちゃがある店がありますが、一人のお爺さんがそのおもちゃを全部買いしめてしまいます。このお爺さんの正体は最後まで明かされませんが、子供は「このお爺さんサンタクロースだよね。」と言っていました。
     女の子はがっかりして家に帰ろうとすると、空から何かがふわりと落ちてきます。それこそが、女の子が探していたプレゼントだったのです。
     とても、柔らかで繊細なタッチの絵が、優しいお話とピッタリです。
    日本では、クリスマスというと、プレゼントがもらえる日のようになっていますが、どのプレゼントにも、選んだ人の心がこもっていることを、忘れないでほしいと思います。
     クリスマスの夜、暖かい部屋で読みたい本です。

    投稿日:2010/12/24

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  • プレゼントをする側の想いの深さ尊さ

     「ドラゴンマシーン」のコンビの作品です。
     独特な幻想的な世界観を醸し出す作品だと言う記憶から、このクリスマスをテーマとした作品を読んでみました。

     表紙絵のおもちゃ屋のウィンドウをのぞく赤いコートの女の子の後姿と、しんしんと静かに降り積もる雪に、マッチ売りの少女を思い出しました。

     さて、主人公の女の子は、どうしても贈り物をしたい相手のために特別なプレゼントを何週間も探していたのです。
     今日はクリスマス・イブだというのに、まだ見つからず人ごみにもまれ、押し流され、大通りから弾き出され、気づけば12月通りを歩いています。
     クリスマスのない冬のようなこの通りを歩き、もうあきらめて帰ろうかと思った時、きらりと光る窓。
     行ってみるとそこは25番地。
     不思議な店がありました。
     狭いドアをそっと開け、・・・。
     
     女の子がやっと見つけた特別なプレゼントどころか店中のおもちゃを買い占めた先客の買い物の勢いの良さにドキドキ。
     そして、せかせかと動き回るたくさんの店員たちに、読んでいてハラハラさせらつつも、もしや?と思ったら、・・・。

     気温の下がっていく中、降り止まぬ冷たい雪の中、女の子が手にした“ささやかな願い”の温かさのコントラストが感動を呼びます。

     プレゼントをする側の想いの深さ尊さがしみこんだお話でした。 

    投稿日:2010/11/26

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  • クリスマス

    クリスマスの絵本だったので選びました。クリスマスの奇跡に感動しました。女の子が外から店の中を見る場面が特に臨場感があって素敵でした。文章も言葉を厳選して使っているのが良と思いました。とくにクリスマスの香りという表現がとても魅力的でうっとりしました。主人公の贈り物が弟を喜ばせる事が出来て本当に嬉しくなりました。クリスマスっていいな!と思える絵本でした。クリスマスの時期に読みたい絵本です。

    投稿日:2008/12/26

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  • クリスマスの香り

    らぴ〜♪さんのブログで見て興味を持ちました。タイトルと独特で幻想的な絵が魅力的です。ただ、おもちゃや女の子の表情が日本の絵本でないので、ちょっと怖いです。

    女の子が特別な誰かのためのプレゼントを探しています。きっとこれでなきゃだめというものがあったのでしょうね。

    寂しい12月通りまで来てしまいます。25番地で見つけた不思議なお店。「クリスマス香り」がたちこめています。

    「クリスマスの香り」ってどんなでしょうね?甘い砂糖菓子みたいなものでしょうか?この辺は、読む人それぞれに香りを感じることでしょう。

    さて、女の子のプレゼントは見つかったのでしょうか?これでなきゃいけないプレゼントを探す女の子のけなげさが伝わってきます。

    この絵本、細部までこだわって描かれていますので、ストーリーとともに絵も楽しめます。

    女の子が感じた「クリスマスの香り」ってどういう香りかな?その言葉が読んだ後、残ります。

    同時期に「サンタクロースとぎんのくま」も読んだのですが、どちらも最後クリスマスらしい終わり方でよかったなと思いました。

    投稿日:2007/12/23

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  • 女の子の表情に注目です

    まずお話よりも先に印象的なのはイラストが不思議!ということ。
    女の子やお人形の表情がちょっと怖げで決してかわいいとは言えないのだけれど
    全体的にふんわりした優しさを醸し出しているんですよねェ。
    それは多分点描のようなタッチだからでしょうか。
    あんまり美術関係には明るくないので的外れだったらすみません^^;
    25番地のそのお店には女の子以外にもう一人だけお客さんがいました。
    その人が誰なのか女の子がお店に入る前のページから
    実は私よりも娘が先に見破りました。
    お店の外にチラリと見えたあるモノを目ざとく見つけたからです。
    「あ!●●●●がいる!」と。読み聞かせる私の方は活字を追うほうがメインなので
    ついつい絵の細部に注目ができず気づかなかったのです。
    「すごいねー気づいたんだ〜」と私が褒めると
    めちゃくちゃ得意げにページをめくります(〜_〜;)
    漢字が多くてルビを振っていないものもあるので娘には難しいかな・・・と思ったのですが
    思いのほか楽しんだ様子です。
    ラストで空から降ってきたものももちろんだけれど
    女の子の贈り物をしたいという優しい気持ちを汲んでくれて
    12月通り25番地に連れてくるっていう神様の計らいもなかなかステキですね★
    クリスマスの香りにつつまれた女の子。
    いったいどんな香りかな?って想像すると楽しいですね。
    さしずめ私ならやっぱり甘いケーキの香りかな
    始めは眉間にしわが入ったような女の子の顔が
    ラストには柔らかな表情に変わって行くというほんとうに優しい絵本です。

    投稿日:2007/12/15

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  • 贈りたい人と贈りたいもの

    この絵本はタイトルがいい!!!
    そして読んでみて更に、タイトルの深さが表現されました。漢字があるので、ちょっと大きい子向けではありますが、読み聞かせには、隠れた絵に楽しさがあるのでピッタリです。絵の細かな所まで描かれた絵本です。さら〜っと読まずに、絵を見て発見をしてください♪トナカイは見つかった?あれ??ボロボロの服の中は?窓から……。
    大切な人に贈る心温まるプレゼントです。ぜひ読んでみてくださいね(^^)

    投稿日:2006/12/26

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  • 贈りたいきもちが一番の贈り物

    • とむままさん
    • 40代
    • ママ
    • 三重県
    • 男の子10歳、女の子8歳

    タイトルを読んだだけで『クリスマス!』との子どもの反応。
    でも・・この本にはクリスマスの楽しさや華やかさはありません。子どもってクリスマスはプレゼントはもらうもの!と思っていると思うけど・・大好きな人に私もとっておきのプレゼントを贈りたい・・そんな優しい気持ちが移ってくるような絵本です。


    小学校ぐらいの子どもには触れてほしい1冊だと思います。
    特別なプレゼントを探して歩いていた女の子、たくさんの人に押され気が付いたら暗くてさびしい12月通りに来ていました。
    クリスマスって楽しい雰囲気だと思っていたからちょっとびっくりします。
    女の子もあまりの寂しさにもう帰ろうかと思った時キラッと光るものを見つけました。そこは・・25番地。とても不思議な店、ドアからはクリスマスの香り・・・
    クリスマスの香りって・・雪?ケーキ?チキン?暖炉?きっと感じる香りは違うけど、子どもたちはみんな『うん・・うん・・』ってうなずいている感じ。
    そのお店にはみたこともないおもちゃがたくさん!特別なプレゼントもありました。でも・・・先客が端から端のおもちゃを注文しているのです。
    このお客は黒いコートの人・・・チラッと見える赤い服も子どもたちは見過ごしません。『サンタさんだ!』
    色鉛筆の淡い色合いの挿絵ですが・・特別なプレゼントをページごとにみつけたり黒い人を見つけたりじっくりページ楽しめます。
    「あっ・・・それだけは」と思ったおもちゃも不思議な袋の中へ・・・がっかりして帰る女の子の頭の上から雪が降ってきました。雪と一緒にプレゼントも舞い降りてきたのです。
    トナカイもサンタさんも出てきません。でも、サンタさんからのプレゼントだ・・と誰もが嬉しく思うラストです。
    女の子は小さい弟への特別なプレゼントを送ることができました。

    投稿日:2006/12/16

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