ある年のクリスマス・イブ。2匹のトナカイは「世界中のみんなはクリスマスを楽しむけど、ぼくらは仕事仕事仕事…」と辟易し、なんと田舎の親戚の家で行ってしまいました。
プレゼントをソリに積み終えてトナカイたちを呼びに来たサンタさん。意外に落ち着いていることだけが不思議でした(苦笑)
サンタさんが困っているとネズミが引き手を申し出ました。でもネズミには無理。そこで、ウサギ、ロバ、ライオン、ラクダ、ゾウ、リュウという、濃いメンバーがトナカイのピンチヒッターとして揃いました。
だれが先頭を走るかでモメにモメるのですが、なぜかリュウは登場せず、空を飛ぶシーンになって初めて描かれています。子どもたちは「リュウ」が登場しているはずなのに見当たらないので「リュウはどこ?」と必死で探していました。この意図は何なんでしょうね。気になります。
サンタのお供は初めての動物たち、プレゼントを配るあいだもトラブル続々!読んでいても気が休まりません(笑)
ラストには、サボってしまったトナカイもまた登場します。トナカイに対するサンタさんの態度が、親の鑑のように思えました。