この作品は冒頭は暑い夏から始まります。スーパーなどの店頭に多く並ぶのは夏くらいからなので、、「なす」のイメージは秋でですが、読み聞かせで使うなら、夏から秋にかけてが良いかもしれません。
このシリーズ、毎回それぞれの野菜の描写がリアルですごいです。
この「なす」の絵本で一番好きなところは
なす いちばんの じまんはね
むらさきでもない くろでもない
なすだけもってる なすのいろ
というところです。
納得!うなずけます。なすの個性を感じます。
シリーズのほかの作品同様、この本でもいろいろな品種のなすが紹介されています。
そして、料理や植物にあまり知識のない私はこの本の作者の解説を読んで初めて知りました!
なんと!(本文中にも描かれていますが)
じゃがいも、トマト、ピーマンはナス科の植物なんだそうです。
だから、咲く花やヘタが似ているのだそうです。
小学校の低学年くらいから読み聞かせにお勧めできますが、高学年以上なら、最後の作者の解説まで読んであげたいですね〜。