久しぶりに読んだベスコフの絵本。
最近では、一人で童話を読むことが多くなった娘ですが、ベスコフの作品はやっぱりおもしろいらしく、二夜続けて、「これ、読んで」と持ってきました。
始まりのおばさんたちの紹介部分から、もうすっかり物語に魅了された様子で、みどりおばさんが緑の服、ちゃいろおばさんが茶色の服、むらさきおばさんが紫の服を着ているのが、どれほど当たり前のことかという説明には、感心しきって笑っていました。
そうですよね、「きいろいリンドウやあおいタンポポ」を見たら、みんなびっくり仰天してしまいますものね。
そして、それぞれのおばさんの容姿や表情、性格なども観察しながら、
「ママは、どのおばさんが好き?」と、興味深げに聞いてきました。
「ちゃいろおばさんかな?」
娘は、ちゃいろおばさんも優しそうだけれど、1番好きなのは、むらさきおばさんなのだそうです。
「だって、とっても上品だから。」
そうだね。
「それに、きれいで、刺繍も上手だよね。」と、話は弾みます。
おばさんたちがかわいがっている犬のプリックが、怪しげな男に連れ去られてしまう場面にも、ハラハラ、ドキドキ。
でも、みなしごのペッテルとロッタのお陰で、無事救出することができ、最後は、それはそれはすてきなハッピーエンドに!
娘は、プリックのカラフルなリボンだけでなく、ペッテルとロッタの服の色にも即座に気づき、おばさんたちと同じくらいうれしそうな笑みを浮かべていました。