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イクバルと仲間たち自信を持っておすすめしたい みんなの声

イクバルと仲間たち 作:スーザン・クークリン
訳:長野 徹 赤塚 きょう子
出版社:小峰書店 小峰書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,760
発行日:2012年09月
ISBN:9784338155076
評価スコア 4.25
評価ランキング 21,873
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  • イクバルの勇気

    児童労働という言葉にこれほどの過酷さがあることを知りませんでした。
    奴隷労働という言葉が死語でないことを知りました。
    債務労働って何でしょう。
    現代には有り得ないと思っていた、この実体が存続している場所があることを知って愕然とした私です。
    それだけに、児童解放のために立ち上がったイクバルの勇気には目を見張りました。
    イクバルの殺害がなければ、きっともっともっと活躍の場があったと思います。
    悲しくて怒りの込み上げてくる本でした。

    投稿日:2017/12/03

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  • 債務労働をさせられている子どもたち

    パキスタンの工場で債務労働を強いられていたイクバルという少年が、自由を求めて立ち上がります。

    『イクバルの闘い』という児童書もすでに出版されているので、有名な実話であるようです。

    あとがきを読むと『イクバルの闘い』は実話を膨らませて書いてあるので、実際のイクバルとイクバルを助けようとした人々、イクバルに影響を受けた子どもたちという事実の方に目を向けて取材したのがこの本らしいことがわかりました。

    今の豊かな日本では考えられないことですが、貧しい後進国では児童が、親の背負った借金の肩代わりとして、売られるようにきつい労働につく場合があります。

    そのほとんどの子どもたちはそれを仕方がないと運命を甘んじて受け止めているというのか、教育を受けていないので自分の立場がおかしいことにも気づかずに労働を強いられているのです。

    1人の子どもの勇気がいろいろな人の思いを突き動かしていく、1人でも自分の境遇を変えていくことができる。

    実話だけに、その動きにはずっしりとした重みがありました。『イクバルの闘い』という本があるのは知っていましたが、実際には読んだことがなく、この本を読んで家に買ってあった『イクバルの闘い』を読んで、イクバルの不屈の精神に感動しました。

    投稿日:2013/03/12

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