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黒ねこのおきゃくさま自信を持っておすすめしたい みんなの声

黒ねこのおきゃくさま 作:ルース・エインズワース
絵:山内 ふじ江
訳:荒このみ
出版社:福音館書店
税込価格:\1,320
発行日:1999年10月
ISBN:9784834015843
評価スコア 4.77
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みんなの声 総数 21
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  • 静かな奇跡

     聖夜にぴったりのすてきなお話です。

    貧しいおじいさんの元に現れた黒ねこ。おじいさんは、このお客様を、大事に、大事にもてなし、自分自身が飲まず食わずでとっておいた大切なミルクとパン、そして、ついには肉の骨まですべて、黒ねこに与えてしまいます。
     娘は、与えても与えても、足るを知るということのない図々しいおきゃくさまに、びっくり仰天。
    「外に出しちゃえば? おじいさんだって何にも食べてないんだよ。全部あげちゃったら、おじいさんがかわいそうだよ。」と、言っていました。

     ところが、翌朝、黒ねこが出て行く場面で、急に目を丸くし、
    「あっ、きっとこのねこは神様だったんだよ!」と、驚きの声を上げました。

     寒い冬の夜に起こった静かな奇跡。心が洗われていくのを感じます。

    投稿日:2011/05/13

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  • 冬のおはなし

    一人で読みました。
    ずっとネコと暮らす我が家ですが、とにかく絵がすごく美しくリアル。ネコの動作がそのまま絵になっています。

    お話は温かくて、もう買っちゃおうかなと思いながら、それこそ垂涎だったのですが、オチに違和感が残ってしまいました。
    そのまま一緒に暮らした方が、私は好きだな。
    その日の糧は生きる必須条件で大切なものだけど、それよりおじいさんの寂しさを埋めてあげて欲しかった。
    不思議な出来事で繋がっていることよりも、実際目の前で誰かがいる温もりが欲しかったと思います。
    それが(この話の中での)愛だと思って読み進めていたので、最後に落胆してしまいました。

    が。
    ここでの皆さんの言うとおり、宗教色といわれれば確かに。
    なんだ言いながらもとてもよかったので、ぜひ他の作品を読んでみたい。

    投稿日:2010/10/03

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  • 黒ねこはどこから来たの?

    大好きな場面が2つあります。
    ひとつは、「まきがぱちぱちもえて、時計がかちかちなって、おきゃくさまはのどをごろごろ・・・。」という場面。
    おじいさんの幸せな気持ちが伝わってきて、むすこも「わぁ!」と目を細めました。

    もう一つは、ラストの「今じゃあほら、友だちじゃないか・・・」というおじいさんのセリフと、黒ねこが足跡を付けずに去ってゆくシーンです。

    「黒ねこはどこからきたの?」
    という子どもたちと一緒に考えた答えは
    「優しいおじいさんへの神様からのお使いだったんじゃないか?!」
    というもの。
    でも、本当のことはわかりません。
    皆さんも読んでいただき、その答えを子どもさんと一緒に考えてみてほしいと思います。

    絵の美しさもずっと心に残る名作です。

    投稿日:2009/04/07

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  • 冬の夜に読みたい

    絵本から、児童書への移行期にちょうどいい本を探していた時に見つけました。
    冬の夜、貧しいおじいさんの家に、お腹をすかせた1匹の黒ねこがやってきます。
    おじいさんは、わずかばかりの食料を、くろねこに与えます。
    苦しい時に、人間の本質ってわかるのかしら?と読みながら思いました。
    ぽっと心が温まるお話です。
    冬の夜に、ぜひ読みたいです。

    投稿日:2020/10/14

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  • おじいさんの優しさは深いな〜

    貧しいおじいさんは自分の食べるものも少しなのにやせてずぶ濡れになった黒ねこに 自分のミルクをあげてパンも肉のはしきれもすべてあげるのですこの優しさは深いな〜
    なかなかこんなに優しくなれないのですが・・・・・おじいさんの 生き様がそうさせたのでしょうかね?
        
    黒ねこが元気になり おじいさんは、お腹はすいているけれども  心がいっぱいだと 思うのです
    一人ぐらしのおじいさんが 黒ねこが元気なのが嬉しく 一緒にねむるのです
    パートナーとなったのですね

    「おまえと わたしは いまじゃ ともだちじゃないか」

    黒ねこは雪の中を出て行きますが・・・・・

    黒ねこが残してくれたものは おじいさんの 生活に必要なものを残してくれたのですね

    黒ねこの存在は  おじいさんを 神様がためされたような お話でした

    投稿日:2015/05/09

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    1
  • 貧しいおじいさんが週に一度の楽しみにしている、本当にささやかな夕餉のミルクと肉でした。
    その楽しみを、雪の中から突然やってきた黒ねこがとってしまいました。
    遠慮することを知らない黒ねこは、次々に催促しておじいさんからみんな取り上げてしまいました。
    おじいさんの心を考えました。
    おじいさんにとって、なけなしの食べ物をすっかり与えてしまうことには、葛藤があったでしょう。
    そんな人間らしさが印象的でした。
    自分のことを後回しにしたおじいさんの優しさ。
    寒さと雪でボロボロになった猫が、元気になっていく姿に自分を納得させたのでしょう。
    翌日、おじいさんは元気に出ていくねこに足跡がつかないことに不思議を感じます。
    そして無くなったはずのミルクも肉も出てきたのです。
    ねこは神様だったのでしょうか。
    それにしては、つつしみのない黒ねこでした。

    投稿日:2012/09/06

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  • 繊細な絵が雰囲気ぴったり♪

    絵が素敵なので借りてみました
    てっきり外人さんかと思ったら
    日本人の方
    繊細な絵で
    雨に濡れた猫にびっくり
    その猫の変貌振りといったら・・・

    おじいさんの「与える」気持ちが
    なんともせつなくなります
    この気持ちは
    見返りを求めない
    親の気持ちなのかな

    猫が去り
    物があっても
    猫に寄り添った感覚の方が
    心を豊かにしてくれるのかもしれませんね

    ひとりぼっちのおじいさんが
    主人公であるのが
    ちょっぴりせつなくなります
    また遊びにきてね、黒ねこちゃん

    投稿日:2012/06/19

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    1
  • いろいろなとらえ方

    • ぷりこさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 女の子8歳、男の子3歳

    おはなし会で、読んでみました。

    他のおはなし会のメンバーさんが猫の絵本と
    かさじぞうを読まれるということで、どちらにも
    つながりのあるこの絵本を読むことにしました。

    クリスマス前だと言っても、まだうちの周りには
    雪が降っておらず、この絵本を選んだのはちょっと
    気が早かったかなと思いましたが他のメンバーさんも
    かさじぞうを読んで下さったので、違和感なく読めました。

    4歳〜小学生向けのおはなし会でしたが、
    4歳の子が多かったので、このお話の長さを考えると、
    最後まで落ち着いて聞いてくれるかな?
    と読む前は、心配していました。

    子どもたちは、静かに聞いていてくれましたが、
    途中で欠伸をしている子がいて、ちょっと焦りました。
    4歳の子は、普段長いお話を読んでもらっている子なのか、
    真剣に聞いていてくれて、うれしかったです。

    おじいさんと黒猫のやりとりの中で、おじいさんが
    どうなってしまうのか、おはなし会のメンバーさんは、
    ハラハラしながら見ていたと反省会で話してくれました。

    絵本の最後のところで、不思議な光景を目にしますが、
    メンバーさんが「あれは、神様だったのかしら?」と言って
    目をキラキラさせて嬉しそうに話していました。

    そういえば、主人がこの絵本の下読みをしていたら
    おじいさんは、「朦朧としていたから、食べ物がたくさん
    に見えたんじゃない?」と冷静に言っていたのを思い出して
    夢も希望もないなあとガッカリしました。

    いろいろなとらえ方の出来る不思議な絵本ですが、
    私は、心が温かくなる素敵な絵本だと思います。

    作者のルース・エインズワースさんの作品は
    『こすずめのぼうけん』を読んだことがあり、
    とても良い作品です。他の作品も読んでみたくなりました。

    投稿日:2010/12/17

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    1
  • 黒ねこ≠ェ昔飼っていた猫に思えて・・・

    • 豆乃さん
    • 10代以下
    • その他の方
    • 東京都

    「飼っていた」と言っても、私のばあばが飼っていた黒猫なんですけど・・・。
    とても長生きしたのですが、17年生きてあっちの世界にいってしまったんです。
    そして、大好きなこの本に出てくる黒ねこ≠ノ、ばあばの黒ねこを透かし、思い出しては「ほろり」と来てしまいます。
    そう考えると、この黒ねこ≠ェ今まで以上に可愛く思えてくるのです。

    物語自体はとても愛らしいお話で、それに山内ふじ江さんの素的な絵も加わり、自分でじっくり読むのにも向いていると思います。

    今の世の中、暖かい心を持ったおじいさんの様な人は必要だと思います。
    「こんなおじいさんの様に生きたいな!」そんな子ども達の声が聞こえたら嬉しいですね^^

    投稿日:2010/06/04

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  • 両手にあるものを全て

     キリスト教圏のお話しながら、はじめに頭に浮かんだのが「慈悲」でした。
     見返りを期待しない。
     傾ける愛。
     今自分にできる精一杯の事をする。
     いつくしみ、あわれむ心。
     まあ、勝手ながら、「慈悲」も「アガペー」も通ずるものがあると解釈しています。

     貧しいおじいさんの家に、お腹を空かせ寒さに凍えたねこが。
     暮らし向きがぎりぎりの様子のおじいさんですが、ミルクを与えバンを与え、…。

     弱々しく可愛らしいちいちゃな命に、目を細める思いで読んでいましたが、もっともっととねだる恐ろしい食欲に妖気すら感じる不気味さも覚えました。
     いっぽう、明日のおじいさんは、どうするのかと気がかりでした。

     右手に自分のものを確保しつつ、左手で施しをするのでは無く、両手にあるものを全てこのねこに与えます。

     なんて心地がいいんだろう。
     なんてしずかな気持ちだろう。
     なんて心がいっぱいなんだろう。
     
     おなかがぺこぺこなことを忘れてつぶやくおじいさんのこの言葉に、「愛の実践」の充実感が伝わってきます。

     ラストの奇蹟は、黒猫という“試練“を遣わした神の存在の証明でしょうか。
     
     山内先生の絵が、子猫のリアルな描写と、見えぬものの有り難い存在を感じさせてくれる素晴らしい絵でした。

    投稿日:2010/04/18

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