バスガエルは、カエルたちみんなの憧れの仕事です。
だって、バスガイドになれば知らない池に行けるし、冬には暖かいバスの中から雪景色が見られるし、給料が良いし。
そして何より、自慢ののどをきかせられるのだから!!
そんなある日、バスガイドの募集がなされました。
みんなは大張り切り!
試験会場であるお玉が池で、のどを鳴らし始めます。
この物語の主人公であるクコも、バスガイドになりたいと思っています。でも、なかなか池に行くことができません。お母さんが作る夜ごはんが、まだできないからです。
この絵本はバスガイドになりたいカエルたちの物語ですが、その中で、クコとお母さんの愛が光ります。
クコはお母さんが大好きで、お母さんもクコが大好きで。
最後近くのページにお母さんを見つけた時、
やっぱりそうするよね!
と、思いました。