書店の新刊コーナーに並んでいて、表紙に一目惚れして購入しました。
20年間のお勤めを終えたかかし(スケアクロウマン)。
おじいさんから、『ごくろうさん』と言われ大きな箱の中へ
そこは、いろんな使えなくなった道具達が集められた箱。
スケアクロウマンは、そこがどんな場所か気付くのですが、
その古くなった道具達を修理し、
自分の小屋に並べては、『僕の仕事だ!』と嬉しくなります。
そんな、ある日。女の子がぬいぐるみをさがしに・・・
どうやら、お母さんがまちがって捨ててしまったみたいです。
お母さんの言葉は『新しいのを買ってあげるから』でした。
でも、女の子は『その犬のぬいぐるみじゃなきゃ嫌』と言うのです。
それを、見ていたスケアクロウマン。
親子が帰ったあとに犬のぬいぐるみを探して、
修理してあげるのです。
そして、そのぬいぐるみは無事女の子のもとへ
その後も物語りは続くのですが・・・・
20年の勤めを終えたかかしが、壊れたものを修理する。
とても、切ない気持ちになりました。
そして今の世の中から忘れられようとしている。
『物を大事にする』という事を気付かされた一冊です。
子供が大事にしている物は、新しいものではダメなんです。
その子がずっと大事にしてきた物。
それが1番なんです。
そういう子供の純粋な心も大事にしていきたいですね。