大阪弁なのか、はたまた関西弁と大きく括ったほうが良いのか分かりませんが
ほんわかぱっぱな言葉のマジックにかかっちゃう感じで
終始にんまりしながら読ませていただきました。
読み進めていくうちに、串と離ればなれになってしまったきりたんぽ、
焼き鳥の葱、みたらし団子達を元の居場所に送り届ける串かつが
人情味溢れる大阪のおじちゃんに思えてきます。
セリフの掛け合いや悪者(?)の猫が登場しあっけなくやられてしまうくだりも
新喜劇風で面白いです。
喰いだおれの街、お笑いの聖地が舞台なのは間違いないでしょう。
私がとくに心ひかれたのは、みんなにべとべとのたれを嫌がられるみたらしくんのキャラクター。
何を言われてもきっちりさらりと言い返す、
言い負かされないところがいいなぁなんて思いました。