俳句を作る時に知っておくといいと思われる
季節の言葉(季語)が収録されています。
昨日の朝、空いっぱいに広がる鰯雲を見て
秋がそこまで来ているように思い本棚からこの本を取りだしました。
風、空、植物、食べ物、虫、行事…
どこに目を向ければ
よりいっそう季節を楽しむことができるかというヒントがいっぱいです。
夏の初めにこの本を購入し
季語を一つ一つ読んでいると、幼い頃にした母との会話が鮮明に思い出されました。
昔は子どもも今ほど忙しくなかったし 周りに自然もたくさん残っていて
親も子も容易に季節を感じられたのかもしれません。
自分の子育てを振り返ると、母がしてくれたほどには
会話の中で季節を感じさせる言葉は無かったように思います。
この本を参考に、まずは自分自身が感性を研ぎ澄まし
大きくなってしまった我が家の子ども達とも
私が昔してもらったように
季節の風物詩が自然と会話の中に入ってくるといいなと思いました。
毎年めぐってくる季節ですが、その年のその1日は1度きり。
毎日を新鮮な気持ちで過ごしたいと思わせてくれる本です。