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ウィリアム・スタイグが8歳だった頃の家庭、ご近所、社会情勢を思い出して描いた絵本でしょうか。 文よりも児童画のような絵に見入ってしまいました。家族の食事風景に圧倒されました。 上から見下ろした構図は、大人では描けない子どもそのもののようにも思えます。 スタイグが子どもの頃に描いた絵を使っているような風にも思えました。
投稿日:2024/05/19
『ロバのシルベスターとまほうの小石』や『ゆうかんなアイリーン』など、ウィリアム・スタイグの作品が大好きです。 こちらはスタイグの遺作とのことで、読みたいと思っていました。 1916年、今からは100年以上前の古き良き時代を懐かしむという感じです。きっとスタイグの自伝的な絵本なのですね。 ページの初めに子供の頃のスタイグ、終わりに晩年のスタイグの写真が載っていました。穏やかに微笑んだ表情から、素敵な人生だったんだろうなぁと想像して、嬉しくなりました。
投稿日:2022/06/17
自分の自叙伝を画いていますが、ウイリアム・スタイグはなりたかった絵描きになれてとても幸せだと思っていると思いました。船乗りにもなりたかった彼ですが、一つでも念願が叶って幸せだと思いました。8歳の時の彼の写真と亡くなる前の彼の写真からとても優しさを感じました。4種類の言葉が話せた両親ですが、やっぱり言葉がわからなくても喧嘩していることは雰囲気でわかるものだから気をつけたいものです。 絵がキュートで可愛くて親近感が持てました。
投稿日:2011/01/29
「ピッツァぼうや」や「ロバのシルベスターとまほうのこいし」などを書いたスタイグ。 彼の作品には「子供からはそんな見方があったんだ」といつもドキッとさせられたり、 ハッと気づかされたりします。 2003年に亡くなった彼の遺作がこの作品だそうです。 「1916年、ぼくは8歳だった。」彼が子供のころを回想した作品で、 アメリカの古きよき時代が描かれています。 彼自身がこどもの頃感じたいろいろな気持ちを持ち続けていたからこそ、 子供が共感するような目線での作品を創りだせたのでしょう。 子供の頃は絵描きか船乗りになりたかったスタイグ。 最終ページは写真とともに 「絵描きにはなれて、船乗りにはとうとうなれなかった」 と記されています。 ちょっぴりホロリとさせられました。 彼の作品が大好きな息子もだまって興味深そうに聞いていました。
投稿日:2006/04/28
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