まず鮮やかな赤色に、なんとも可愛らしいネズミの絵の表紙が目に付き、手に取りました。
外国の絵本で、最初のページを開くと、「Mother’s Mother’s Day」という原題。これがどうして「おかあさん どーこ」になっちゃうのかなぁ?と思いつつ、ページを読み進めました。
のねずみのヘーゼルがすみれの花束を持って、お母さんの家に行くところから始まります。
でも、お母さんはおばあさんの家に行っていて留守です。そして、おばあさんもまた、ひいおばあさんの家に行っていて留守・・・
最終的にはひいひいひいおばあさんまで登場するのですが、何代も続くのはのねずみならではのお話です。
そして、それぞれがみんな、手にとても素敵なプレゼントを持って行くのです。
最後はみんながヘーゼルの家(正確にはヘーゼルのお母さんの家?)に大集合。ちょうどすみれの花が5本あり、ヘーゼルがすべてのお母さんにプレゼントして一言、「みなさん、母の日おめでとう!」
挿絵も美しく、母の日に読むのにピッタリの、すべての母へ捧げる愛情あふれる絵本です。