歯に生えた葉の話です。(読み聞かせて6〜7分)
ちょうど歯が抜け変わる時期の子どもに読みました。
ある日、突然、自分の歯の中に双葉が生えてくる。
こうたはそれを、大事に育てます。
水をやり、太陽の光を当てて、風通しを良くし、栄養分も与えます。
寒すぎても暑すぎてもだめだからと、大好きなアイスクリームを食べるのも我慢します。
歯の葉が4枚になったころ、お母さんの声に驚いた勢いで歯が抜けて庭に落ちてしまいます。
そこからが、なんとも奇想天外なお話で…
次の日の朝、抜けた歯の葉が大きくなり、実をつけ甘いにおいをさせているのです。
梨よりもみずみずしく、リンゴよりも蜜がたっぷりで桃よりも甘い匂いのするその実の形は、歯そっくり、ちっとも美味しくなさそうな実です。
子どもが絵だけ見て面白そうと借りてきた本ですが、後半は何となく微妙な感じがしました。