花ぞのに住んでいるルピナスさんのなかよしは、鳥のロベルトです。が、草木に水をやるために、いつも留守番をしていなければならないルピナスさんは、でかけることのできるロベルトをうらやみます。
友達がくればたいくつしないよ、といって、ロベルトは友達を連れてくることになりました。が、紙のいえにいたところにあらしがやってきて、ふきとばされてしまい…!?
最初から最後まで、全て受身のルピナスさんと、自分の手のひらの中でだけルピナスさんを過ごさせているようにも見える鳥のロベルトが、どうもあまり理想的な関係のようには思えず、納得いきません。
ルピナスさんには、(そんなに文句があるなら自分でなんとかすればいいのに。)と思ってしまうし、ロベルトのほうにも、まるで保護者みたい。と、なかよしというよりは庇護者のようなものを感じます。
絵は独特の雰囲気があって面白いのですが、どうも登場人物のキャラクターに魅力を感じません。