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どんなにきみがすきだかあててごらん

どんなにきみがすきだかあててごらん(評論社)

日本語版刊行30周年♪想いのつよさをくらべっこ♥

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泣けないサボテン」 みんなの声

泣けないサボテン 文:なす かつら
絵:KINA
出版社:扶桑社
税込価格:\1,210
発行日:2014年06月06日
ISBN:9784594070557
評価スコア 4.41
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みんなの声 総数 69
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69件見つかりました

  • 一生懸命な人、心が折れそうな人に

    • りゅうよ〜まさん
    • 50代
    • ママ
    • 和歌山県
    • 女の子18歳、女の子17歳、男の子13歳

    大人向け絵本だと思います。

    けれども、学校でイジメられているようなお子さんにも、きっと心に響くと思います。

    辛くても辛くても、一人で耐えてしまうそんな人に、側にいるよ、あなたの助けになりたいよ、と呼びかけるような絵本です。

    この水彩画のような美しい色彩表現も心が癒されます。「号泣する」ようでなく「胸にグッとくる」そんな絵本だと思います。

    投稿日:2014/07/12

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  • 今を生きる、全ての人に。

    • わんこ!さん
    • 40代
    • パパ
    • 青森県
    • 男の子11歳、女の子8歳、女の子5歳

    「そして いつのまにか きみじしんが トゲだらけになった」

    ストレスの多い現代社会。
    誰もが、トゲだらけになり、自分を守っています。

    表紙のかわいい女の子には、トゲなんてありません。
    「でも いじわるなことを されたり
    心ないコトバを なげられたりして」、
    トゲだらけのサボテンになってしまいます。

    そして、「がまんすることを おぼえ」、
    泣くことさえも我慢して、砂漠でも生きていけるようになります。

    でも、そんなサボテンを、ずっと見つめる「ぼく」がいます。
    潤いの「雨」をふらせ、
    サボテンに「花」をさかせることができる「ぼく」。

    そんな「ぼく」だって、「じょうずに雨をふらす」ことはできません。
    「ぼく」自身、乾いた世の中で必死に生きています。
    それでも、サボテンを「おうえん」し、
    ずっと「みかた」だと励ます「ぼく」。

    8歳の娘と一緒に読みながら、
    自分は、娘に優しい「雨」をふらせているだろうか、
    「心ないコトバ」を投げつけていたのではないかと思い、
    隣にいる娘の顔をのぞき込むと、
    頬にひとすじ、涙が流れていました。
    私の心も潤い、ふるえました。

    無味乾燥な現代社会を生きている多くの子どもたち。
    そして、泣くことさえ奪われてしまった、
    多くの大人たちに読んで欲しい一冊です。

    ちなみに、
    堅いトゲだらけのサボテンに十分な水を与え、
    優しい気持ちで育てると、
    だんだんトゲが柔らかくなります。
    お試しを!

    投稿日:2014/07/13

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  • 朝読の読み聞かせ用に購入したのですが、この絵の力も言葉の力も両方こどもたちにつたえたい!

    大変、すばらしい作品でした。

    サイズが集団読み聞かせ向きではなかったのが残念!!大きいサイズ、また巨大サイズが登場することを願いしたい!!

    投稿日:2014/07/12

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  • 「ぼく」って 受賞レビュー

    「ぼく」って、
    学校に行けなくなった娘を見守る父親かもしれない。
    「ぼく」って、
    家に帰ってこなくなった息子をひたすら待ち続ける母親かもしれない。
    ひとりで忙しく頑張るお母さんを、
    ちっちゃい腕で支える子どもが「ぼく」かもしれない。
    そして、
    何も言いはしないけれど、そこにただいてくれる私の猫かもしれない。

    涙流せないほど傷ついて
    それでも花を咲かせる誰かへの応援歌です。この本は。
    「ぼく」は静かな応援団。

    すべての人に「ぼく」がいるといい。
    「ぼく」がいると感じられたらいい。

    投稿日:2014/07/12

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  • 「ぼく」って誰なの?

    この泣けない、とげだらけのサボテンを見つめている「ぼく」っていったい誰なの? この泣けないサボテンの表情を柔らかく変えた「ぼく」って?

    このサボテンのとげにはそういう意味があったのですね。泣くことを我慢しすぎて、その水分で砂漠でも生きられるようになったなんて、切ない。

    でも大丈夫。しっかり見守ってくれている「ぼく」がいる。気づいているよね、「ぼく」の存在に。だからもうこれ以上とげをため込まないで。
    きれいな花を咲かせて。自信を持って、最後に出てきたような表情で強く生きていこう。

    投稿日:2014/07/14

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  • 傷ついた大人がそっと読む本

    絵も文も優しく甘くとろけるようですが、語りの内容は残酷です。

    児童生徒に読み聞かせするには不向きで、経験を積んだ大人向きだと感じました。心が傷つき悩み深く自分を責める状態のとき、手に取るとホッとするかもしれません。・・・ぼく・・・を感じて。

    でも、泣けないサボテンちゃんを見守り続け、励まし寄り添っていくことは、きっと大変なことです。

    投稿日:2014/07/13

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  • 一人で悩んでいる皆に、届けたい!!

    主人公の可愛らしい「さぼてん」は、まさに、今現在、色々な事で悩んでいる、子供(もちろん大人も)達の様です。
    みんな最初は、希望をもって生まれてきて、素直に育っていくはずなのですが、お友達や他人と接していく中で、少なからず、傷ついたり悩んだりすることが有りますよね。
    その時に、相手に向けてトゲを飛ばすことが出来れば、トゲまるけにはならないのですが、出来ないので、自分がトゲまるけになり、腫れ物に触るような感じを周りに与えてしまったりする・・・。決してその子は悪くないし、本当は、人一倍優しくて綺麗な心を持っているのに・・・。考えただけで、心が痛みます。

    人知れず泣いて、涙が渇いてしまったら、雨を降らせて、綺麗な花を咲かさせてあげる。
    雨は、哀しんだり苦しんだりしている子を助ける、親や大人、お友達の助けの様です。

    色んな事で悩んだりしている、すべての人(子供)に、もちろん今は悩んでいない人にも、ぜひ読んでほしいお話です。
    特に、いじめで悩んでいる子には、この本から、自分ひとりじゃない事、救いの手は必ずある事を知ってほしいですし、逆にいじめている子には、傷つくということが、どういう事なのかを知ってほしい。そう思わせてくれる一冊です。

    投稿日:2014/07/13

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  • ちょっと寂しい、少しだけ嬉しい

    いじめのニュースを見るたびに、チクリと胸が痛みます。
    死ぬほど我慢することなんてないんじゃないの?
    両親に打ち明けたら良かったのに…

    このお話に出てくる泣けないさぼてんにも同じことを思いました。
    嫌なことをされてもやり返さずに我慢してしまうさぼてんちゃん。
    誰よりも優しい、人の気持ちがわかるいい子なのに、楽しく幸せに生きることができないなんてちょっと寂しいです。
    トゲが増えていっても最後まで透明感のあるキレイなさぼてんちゃんの絵に、彼女の心の美しさを感じました。
    さぼてんちゃんのような優し過ぎる子は、生まれ持った性分なのかも知れません。
    先生や親が叱咤激励してやり返すように言ってもやり返さない子って、幼稚園時代にもいたような気がします。
    我が子はまだ9ヶ月なのでどんな性格になるのか分かりませんが、泣かずにただ耐え忍ぶ姿を想像すると切ない気持ちになりました。

    空から見守る「ぼく」の視点が唯一の救いです。
    いつでもさぼてんちゃんの側にいて、痛みを分かち合ってくれる存在です。
    さぼてんちゃんに寄り添ってくれる人がいることに、少しだけ嬉しくなりました。
    ただやっぱり俯瞰的な視点では無くて、実体として一緒に寄り添ってくれたらもっとハッピーなラストなのになぁと思いました。
    さぼてんちゃんの親友、タンブル・ウィードちゃん登場!(西部劇でコロコロ転がる草の塊です)二人でコロコロしたら、あれ?トゲが消えたよ、みたいなラストだったら小さい子供でも楽しめたかも知れません。
    今回は大人や上級生向きだったので、優しく心に染みるラストでした。
    現在進行形で心にトゲを抱えている、優しすぎるいい子達に読んで欲しいと思います。
    寄り添う人は必ずいるよ、と伝わればいいですね。

    投稿日:2014/07/07

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  • 現代人のための絵本

    全ページ試し読みで読みました。

    これは大人のための絵本だと思いました。
    この絵本の中のサボテンは、まさに現代人そのものです。
    結構過酷な環境の中、私たちは仕事したり、生活したりしていますが、
    我慢をして、ぐっとこらえて生きているような気がします。

    この絵本を読んで、現代人たちは心が癒され、
    ちょっと軽い気持ちになれるのかと。

    絵自体も淡い水彩画で、かわいくて、癒しそのものです。

    そして「花」を咲かせるところが、
    また、一筋の希望を抱かせるのでいいです。

    またこの絵本の「ぼく」のような人が、現代人にたくさんいてくれるといいな。

    仕事をして激務だったころ、この絵本に出会いたかったです。

    投稿日:2014/07/06

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  • 大丈夫、大丈夫!

    厳選されたコトバと、心にやすらぎを与えてくれるイラスト。

    サボテンちゃんにス〜っと水がしみこむように、私の心の中にも『泣けないサボテン』が伝えたいことが、ス〜っと伝わってきました。

    世の中、このサボテンちゃんのようにトゲがいっぱいささって、涙を流している人がいっぱいいるんでしょうね。

    でも大丈夫!あなたを守ってくれる人は、絶対にいるから。

    それは家族だったり、先生だったり、友達だったり。もしかしたら全く知らない人が、パッと助けの手を差し伸べてくれるかもしれません。

    ---------------------------------

    大人になると、トゲがいっぱいささった時の対処法がわかりますが、子ども達はこのサボテンちゃんのように人知れず悩み苦しんでいることでしょう。

    小さい頃にこの作品を読んで、子どもに「何かあっても、あなたを守ってくれる人が絶対にいる」ことを伝えるのって、とても大切だと思います。

    ----------------------------------

    3才の娘は純粋に絵のかわいさやお花が咲いたことに、目を輝かせて喜んでいました!

    そして、お外の雨を見ながら「雨さんが花を咲かせてくれるんだよね。私、雨、大好きだよ♪」と。

    「ああ、子どもっていいなあ。この笑顔をずっと守ってあげたい!」と心から思いながら、娘に読み聞かせしました。

    投稿日:2014/07/09

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