「しーっ！ひみつのさくせん」 みんなの声

ブルーをたくさんつかった挿絵がとても印象に残る絵本です。
ブルーをメインに使いながら、鳥の色は少しカラフルで、その対比がとてもキレイな挿絵だと思いました。
盗賊のような四人組が鳥を捕まえようと奮闘しますが、どこかまぬけで、読みながら、ふふっと笑ってしまうようなかわいらしさがありました。

お話の流れというか、しーっ！としてるのに結局逃げられちゃって、堂々と行く方がたくさん鳥がよってくる、という面白さ？がまだ2歳娘には難しかったようです。ただ、「しーっ！」とすると、真似して「しーっ！」と言っていて、それは楽しかったみたいです。

＊＊１歳７ヶ月＊＊

子どもが「しーっ」とできるようになったら楽しいかな、と思い読んでみました。が、まさかの爆笑。なんで？
鳥が飛び立つところが楽しいみたいです。なんで？
大人からしたらわからないのですが、子どもからしたら笑える本なのでしょう。そういう本を増やせるといいね。

文章量が少ない絵本なので、一人読み初期のお子さんの読書にもぴったりな絵本に思いました。
独特のイラストも味わいがあって素敵な絵本です。
北欧あたりの雰囲気がまた何ともいいですね。
異国の絵本を感じられます。

４人組のお話です。

鳥を捕まえたいんですが

なかなか捕まえられません。

一番小さい子がどうしても

集中できず、鳥に話しかけたり

していまいます。

どうすれば捕まえられるかな？

意外と簡単な方法かもしれませんね。

アートっぽい絵本です。

読み手次第で大笑い、そして静まり返る・・そんな盛り上がりを見せる楽しい絵本です。

なんだか怪しい4人組。
どうやら鳥を捕まえようと思っているらしい。
絵本を読み進めていくうちに、この4人のひみつのさくせんはすぐにわかります。

つかまえようと静かに静かに近づくのに、ちょっと空気が読めない？一人が大きな声でハロー！とりさん！と叫びます。
この静と動のやり取りがとても面白いのです。

静かに静かに・・読み進めて、ハローとりさん！のところでびっくりするくらいの大きな声。

ここで子どもたちは面白くて笑います。

でも、静かに静かに近づく作戦は失敗だけど、以外にもハローとりさん！と大声で呼ぶ作戦に鳥たちがたくさん集まってきます。

このやりとりがとてもユニークで何度でも読み返したくなる絵本です。

手に取って、実感。
大きさと良い、紙の質感と良い。
これは、小さい読者さんを膝にのせ読んでも、集団に向けてのお話会にもうってつけの作品だと思いました。

さて、表紙絵の四人組。何かをやってくれそうです。
特に右端のちいちゃい子。左三人へ視線が向いています。

しらじらと夜が明けて来る時間なのでしょうか、森へ入っていく四人組。
鳥を見つけて、ちいちゃい子の「ハロー！　とりさん　げんきー？」に三人と一緒に私もビックリ、そして爆笑です。

さて秘密の大作戦開始です。
ゆーっくり　そーっと　いくぞ　いち　にの　さん　いまだ！
でも鳥は木へと飛び移り、秘密の作戦は続行されます。

三人にとっては妨げとなる、ちいちゃい子の友好的な鳥さんへのあいさつが、繰り返されていくとお話は思わぬ方向へ、・・・・・・。

��平和は力ずくでは保てない。理解しあうことでのみ得られる。″（byアルバート・アインシュタイン）を妹さんへの献辞として贈っている奥付を再度読み直し、ホートンさんの生き方の一端を知りえたような気がしました。
これを読む幼い読者層への深〜いメッセージのこもった作品なのだと改めて認識しました。

何やら怪しい四人の影が、森の中に入っていきます。
どうやら鳥をつかまえようとしているようですが、一番小っちゃいのが、あいさつをするものですから、他の仲間が、
「しーっ！」
とあわてて言います。
ひみつのさくせんそのいち・・・
失敗です。
そのに・・・
だいたい想像がつきますね。
少ない色の中で、森の様子が伝わってきます。四人の個性もしっかりとあらわれていて、大人も楽しめる世界です。

本の大きさも、表紙絵のインパクトもすごくいい感じで、ちょっと期待度が大きかったかもしれません。
内容は…、文が短い割に子どもたちに難しいような気がしました。
哲学的というか、詩的な韻律が印象的な感じの絵本でした。
だから木坂涼さん（詩人・作家）が邦訳したのかな？と、読み終わってから思いました。

絵ははっきりしていて見やすい線と形で、遠目も利くと思いますが、この作品は紹介する子どもたちの年齢層がつかみにくいので、個人的に学校などでの読みかせにはお薦めしにくいです。
小学校で使うなら、この作者の作品やこういうタイプの絵本をいくつかまとめて紹介できるブックトークで、高学年以上にいかがでしょうか？

４人組が、鳥を狙っています。
上の３人が静かに鳥を狙っていると、
３人目の一番おちびさんが、「ハローとりさん」と！
あわてる３人に、「しーっ！」と言われてしまいます。

そんな繰り返しが続き、

ふと気がつくと、おちびさんが鳥たちを簡単に集めていました！

そ〜っと近づいて捕まえようとすると失敗していたのに、
フレンドリーにしていると、鳥たちのほうから寄ってくる。
面白いですね。

文章が少ないので、低年齢の子から読めますよ。