森で遊んでいたしょう君は、木の精のブーア(ブルーアース)と出会います。
ブーアの目は、嬉しいと青、悲しいと黄、命にかかわる状態では赤くなります。
しょう君は、ブーアの目が赤くなったら森にかえす約束をして、
ブーアを連れて帰りますが・・・。
酸性雨、ゴミが廃棄された池、森の木の伐採と環境問題を扱った物語ですが、
何よりも忌野清志郎さんの絵に、強いメッセージを感じました。
くるくるくるくるくるくるぱっ!
ブーアの目の色が変わる場面が印象的。
少し暗い気持ちにもなってしまうけれど、希望の持てるラストが良かったです。
ブーアに、また迎えに行くと約束したしょう君に共感して、
息子も、環境問題を自分のこととして考えられたようです。
絵本のそでにある、メッセージなどからも
子ども達に現状を知って欲しい、出来ることから一緒に始めよう!という大人達の真摯な想いを感じます。
子ども達が環境問題に触れるツールとして、
園児さん位〜小学校低学年のお子さんにおすすめです。