この作品に触れて一番驚いたことは、作者がアメリカ人であること!
ついでに挿し絵は、日本人の方ではありますが、アメリカに渡米したイラストレーターさん(絵本の著書は多数あり)です。
邦訳は児童書の邦訳でもおなじみの脇明子さん。
すごく豪華な作り手です。
最近海外では、俳句などの日本文化を学ぶことがとても人気だそうです。(テレビで「盆栽」にハマる外国人の特集を見たことがあります。)
こうして改めて読むと、日本人でありながら、一茶の句は本当に有名ないくつか知らなかったのだと、改めてわかりました。
そして、「一茶」という人を外側の別の国の視点で見ることによって、こういう風に見えるのかという驚きもありました。
子どもの頃児童向けの伝記もので「小林一茶」は読んだはずですが、子どもの時にはわからなかった一茶の生涯を知ることができました。
1つ1つの詩とともに、その当時の一茶の境遇を知ることのできる素敵な作品です。
俳句に興味のあるお子さん、または、小林一茶に興味のある人にはお薦めです。