読み終わってから、マーガレット・ワイズ・ブラウンの人となりが気になって調べてみたら、外とドラマチックな人生だったのを知ってちょっとびっくりしました。
そして、なんと42歳の若さで亡くなっていました。
この絵本は“お行儀”がテーマなので、
キレイ好きの象徴(?)のアライグマくんのお行儀チェックが結構厳しいです。
わたしにはイメージとしてちいさいペンギン君は、警察の交通安全課の婦警さんが使う、失敗ばかりしてしまう腹話術人形の「ケンちゃん(仮名)」に見えました。
アライグマくんの数々の指摘は、昭和の頃の子どもたちなら素直に聞くかもしれませんが、今の世の子どもたちに読んだらどんな反応になるでしょうか。
この絵本はテキスト(文章)が長いので、読み聞かせで読んだら20分くらいはかかってしまいそうです。
読む時間に制限のある幼稚園や学校など集団の読み聞かせよりも、マーガレット・ワイズ・ブラウンの作品が好きな人が、自分のお子さんにゆっくり読んであげるほうがいいかもしれません。