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世界の国からいただきます!

世界の国からいただきます!(徳間書店)

世界26か国の食べものを紹介した、楽しい大判絵本!

海べのあさ」 みんなの声

海べのあさ 作・絵:ロバート・マックロスキー
訳:石井 桃子
出版社:岩波書店 岩波書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,870
発行日:1978年
ISBN:9784001105797
評価スコア 4.35
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みんなの声 総数 16
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  • 等身大の子供の姿

    絵本は子供だけのものではないのはもちろんの事なのですが、それでも子供の目の高さから見た本というのはあります。マックロスキーの描く絵本はいつもそうで、この海べのあさの主人公サリーも、「歯が抜けた」という一大事に大騒ぎ。会う人会う人に「私、歯がぬけたの。」と得意な顔をしてみせます。
    驚きなのは、その姿にまるで媚びはなくて、現実世界の私達と何一つ相違無い自然な会話。それが圧倒的に上手いのです。
    本当にありのままの、海べのあさでの出来事を描いた秀作。まるでホームビデオをみているかのような自然さで、読んでいていつも心地よい気持ちになります。

    投稿日:2009/05/12

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  • 成長した誇らしさ

    地味な表紙で、絵本とては長いので、どうかと思ったのですが、子ども自身に経験のあるグラグラの歯ということで、興味を示していました。

    大人の歯に生え変わるということ、子どもにとっては特別なことですね。目に見えてわかる成長の喜びです。

    「この子 まだ あかちやんで、あかんぼうの歯も はえそろって ないんだもん」という言葉にサリーの優越感。成長した誇らしさを感じました。

    投稿日:2008/11/07

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  • 子どもらしさがあふれています

    • おるがんさん
    • 40代
    • ママ
    • 高知県
    • 女の子、男の子

    マックロスキーの作品に出てくる子どもたちは、いきいきとして成長の喜びが伝わってきます。
    子どもたちに読んであげると、心の成長を助けてくれることでしょう。

    サリーのように、自然に成長を受け入れ素直に喜べると、自分からより成長していきます。
    妹への優しさも自分から考えて行動に出ています。

    羽が生え変わったかもめに対して、自分の歯と同じだと考えるところもかわいらしいです。
    それどころか、ボートのプラグまで!
    いかにも子どもらしい考えです。

    石井桃子さんの訳は、頭の中に絵が描きやすく、小さな子どもでもわかりやすいです。
    亡くなったときいて、あらためて石井さんの作品や訳された絵本を読み返しています。

    投稿日:2008/04/09

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  • 乳歯が抜けるお話

    タイトルから想像していた話とは全然違いましたが、私が読んだ時点で、これは子供の興味を惹くだろうと意味もなく確信しました。
    当たり前に思っていた体の一部分が抜ける不安、それを大人への印と知り、戸惑いながらも喜び新しい一歩を踏み出す子供の心理が見事にその年頃の子の視点から描かれているように感じたのです。

    一番最初に抜けた歯は、高い所から空に投げるんじゃなかったっけ? サリーの国では枕の下に敷いてお願い事をするんですって。そのお願い事が「チョコレート・アイスクリーム」とはまたまた等身大で良いですね。
    そういったところも、子供を惹きつけるのではないでしょうか。
    会う人会う人に、「私、歯が抜けたの」と言うサリー。(自分にとっての)大事件は人に言ってなんぼ!の娘によく似ています。
    妹のジェイン(2歳前ぐらい?)の動きと共に、子供の描写が巧みで、母も惹きつけられました。

    娘は5歳直前。まだ少し早いかと思ったのですが読んでみました。最初はけっこう嫌がっていたのですがコロッ。
    おもしろかったとのことで、翌日には自分から持ってきました。

    マックロスキーは無人の離島で暮らしているそうで、サリーの生活にも立体感があります。
    朝から浜辺で貝堀り、お昼はそのスープ。かなり憧れます

    投稿日:2007/04/09

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  • ぐらぐらした歯とはまぐり掘り

    • レイラさん
    • 40代
    • ママ
    • 兵庫県
    • 男の子12歳、男の子10歳

    1952年の作品ですので黒一色なのですが、
    その表情の豊かさ、動きを感じさせる絵はやはり見事です。
    最初に目に飛び込んでくる、ハマグリの絵なんて最高です。
    原題は『One Morning in Maine』、
    そこでの人々の息遣いが聞こえてくるようです。
    アメリカのカナダ国境に近いメーン州の島に住む一家の様子が、
    生き生きとした絵で語られます。
    おや?このくせ毛が愛らしい少女、見たことありますね。
    『サリーのこけももつみ』のサリーじゃありませんか。
    朝起きて歯磨きをしていて、サリーは大変なことに気づきます。
    歯がぐらぐらしている!
    誰もが経験する、ちょっぴりスリリングな気持ちが、
    サリーの行動に素直に現れています。
    そして、昼食用のハマグリを掘っているお父さん。
    ボートでお買い物?
    しっかりと描かれた自然が素敵です。
    妹のジェインはなかなかのお転婆さん。
    絵を見ているだけでヒヤヒヤしますね。

    投稿日:2006/08/15

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  • 期待とちがいましたが・・

    • ポポロさん
    • 30代
    • ママ
    • 神奈川県
    • 男の子7歳

    島に暮らす、サリーと妹、父、母の4人家族。
    ある朝、サリーの歯がグラグラして抜けそうに。
    今日は町まで買い物に行く日なのに・・。
    そんな1日の出来事が描かれています。
    自然の中の生活と人々の素朴だけれど温かみのある様子が
    とてもよく伝わってきます。
    歯が抜けることによりちょっぴり大人になったサリーがほほえましい。
    絵が単色、お話が長めでびっくりするような出来事がおこるわけではないのですが、
    息子は飽きずに最後まで聞いていました。
    タイトルから期待した内容とはちょっと違っていたのですが、意外とよかったです。
    「かもさんおとおり」のマックロスキーの作品です。

    投稿日:2006/07/22

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