試し読みさせていただきました。もっと成長して5〜6歳くらいになったら、クリスマスの頃に読んであげたいと思いました。
絵が不思議な世界感にぴったりです。
クリスマスの日、おばあちゃんが「わたし」に不思議なお話をしてくれます。
「なんで なんで」と何度も聞く「わたし」に、その都度おばあちゃんは優しく「きいていれば わかるよ」と答えます。
おばあちゃんがお話を始めると、部屋の中に猫が入ってきます。それからも続々とたくさんの動物たちが入ってきて、お話が終わる頃には部屋中いっぱいになります。でも物語の中には一切関係がない絵です。「わたし」と同じように「この動物は何だろう」「なんで動物たちが集まってくるんだろう」「なんで なんで」となります。おばあちゃんの話を聞けば、絵の意味も分かりますが、最後まではっきりとした説明はありません。子どもに聞かれたら、私は「お話を聞いていればわかるよ」と答えると思います。