作者自身の実話です。
ナスビ農家に、高齢出産で生まれたボク。
貧乏だったけど、笑顔のある家庭が、ある日突然豹変。
それが題名になっています。
後半でその訳が明らかになります。
モノクロの絵に、ナスビだけがリアルな色彩を放ち、文章もナスビ色。
そのホラー感に、実は手に取るのも躊躇しました。
お母さんの行動は、賛否両論あるかもしれません。
でも、懸命に生きた姿がそこにあります。
作者のその後の人生を見れば明らかですね。
このような作品になったこと自体、母の教えそのものなのかもしれません。
奥が深い作品です。