「せかい童話図書館(3) みにくいあひるのこ」 みんなの声

子供の時から知っているおはなしですが
春が来た時は、喜びと感動でぞくぞくします。
生まれた時から、不運続きで、悲しみながら読むからでしょうね。
苦しみの中で、希望を捨てずにがんばった、アンデルセンに思いを馳せて読みました。
挿絵も、生き生きとしていて素敵でした。

アンデルセンの「みにくいあひるのこ」です。全頁試し読みで読みました。
みにくいあひるのことして生まれ憧れていた白鳥になったあまりにも有名なお話です。小さい頃から、読んでもらったと思います。勿論、自分でも読んでいます。みにくいあひるのこが虐められて育ったのが凄く可愛そうです。誰もが愛されて育てられるといいですね。

みにくいあひるのこが実は美しいはくちょうだったというストーリーはみんな知っていると思います。
このお話は本当に周囲のみんなが、みにくいあひるのこに言うことがきついなーと感じました。みにくいあひるのこ、かわいそう…。その分、ラストがより引き立つのかな。
アンデルセンの自伝としても知られる「みにくいあひるのこ」。
アンデルセンも苦しみもあったからこそ、いい童話が書けるようになったというところもあるのかな、と思いました。

とても素敵な、イラストです。

内容は、子供の頃から知っている、あの 少し物悲しい物語ですが、
イラストがとても柔らかく暖かいので、ゆったりと読むことができました。

特に、鮮やかな色彩がとても好きです。
ふとした時に、開きたくなる絵本です。

息子は
（醜いアヒルの子を虐める者達に対して）酷いなー。あかんなー。みんな意地悪やー！
とお怒りでした。

私は、内容を一応知ってはいるものの、こんなお話だったんだ？と思うような箇所が多々ありました。
お母さんに捨てられたあとの醜いアヒルの子の生活部分は全く知りませんでした。
せっかく昔話を読んであげるなら良いものを、と思っているので、期待通りでした。