「流星ワゴン」 みんなの声

「流星ワゴン」。
私はテレビドラマで見ていました。
重松清さん原作の本だったのですね。
やり直したい過去、やり直したいなと思ったこと、誰にでも少なからずあるかも知れませんね。
よい方向に向かう人生であってほしいと日々切に思いますね。

妻に離婚を迫られ、息子は登校拒否・家庭内暴力、本人はリストラ。死を考えている時に不思議なワゴンに出会い、大切な場所へ連れて行かれるカズオ。
彼は既に死んでいるのか生きているのか。人生をやり直すことができるのか。どうなるんだろうと思いながら読みました。
こじれた父親との関係も気になります。
この主人公普通の人でそれほど間違ったことはしていないと思うのですが、人生って難しいですね。
奥さんは一度病院に行ったほうがいいのではないかな？

重松さんの作品は好きで、色々読んでいます。
こちらは、父と息子の物語だと思います。
主人公と、主人公の父。
主人公と、主人公の息子。
そして
主人公が出会う橋本さんという義理の父子。

主人公の妻は、なんというか。もっと詳細を書いて欲しかったですね。
美代子さんがおかしい人みたいで。
私は女ですが、重松さんの作品の女性はあまり魅力的な方がいないのですが、美代子さんは本当に残念なキャラクターだと思います。
SEX依存症？なら、それはそれでフォローが欲しかったです。

でも、なんだかんだで後半は感動して涙涙でした。
重松さんの作品は本当に涙を誘うものが多いです。