2014年刊行。
2012年、ブラジルで開かれた環境に関する国際会議で、ウルグアイの大統領、ホセ・ムヒカ氏が語った内容を絵本化。
彼の大統領らしからぬ生き方、本当に人や環境を大切に思う気持ちがしっかり絵で表現されている。
環境が悪化していることの、根本的な原因は人間の過剰な欲望である。だから、私たちは自分たちの欲望や生き方を見直さなければならない。
特に印象に残った箇所:
「貧乏とは、少ししか持っていないことではなく、かぎりなく多くを必要とし、もっともっとと欲しがることである」
豊かで幸せなお金持ちは、モノが少ない。
毎日イライラして不平不満で過ごしている貧乏人は、家がゴミ屋敷で、余計なことばかりしている。
本当に捨てるべきは、無駄な考え方や、有害な考え方だと思う。
本当の豊かさを手に入れ、誰もが幸せに暮らせる地球が実現していく段階にあると、私は思う。
こういう作品が世に出て、多くの人に受け入れられている現実は、人類が未来を明るくすると意思決定したことだと思う。