「きみへのおくりもの」 みんなの声

猫好き＆絵好きな私としては、表紙だけで興味をそそられました。
絵が優しくて愛らしく、青色の世界でも温かい感じがしてとても素敵です。
お話もクロちゃんの優しさと一生懸命さ＆シロちゃんの思いやりが伝わってとても心豊かになる絵本だと思います。
子供でもお話が分かりやすく、共感してもらえるのではないでしょうか。
子供と一緒に、何度も読み返したくなる一冊です。
こんなに素敵な絵が描けたら、どんなに幸せでしょう。

どのページからも溢れんばかりの愛が注がれていて、息をのむほど美しいです。

つかんだりすくったり…必死になって手探りで形のないものを求めるのは、きみに笑ってほしいから。喜んでほしいから。愛しているから。

クロのシロへの想いがハートの形になって、クロの行動ひとつひとつに表れているのがとても純真で儚くて、胸が詰まりそうです…

美しいものをプレゼントしたいというクロ。
でも美しいものはクロの心の中にずっとあったのです。そしてシロの中にもずっと。
美しいものが触れられないのなら、ただ寄り添って心の中で共有すればいい…。

キラキラはプレゼントできなかったけど、クロが本当にプレゼントしたいものは、きっとシロの心にたくさん届いたと思いますよ。

見ている方が恥ずかしくてたまらなくなるような、恋人どうしの二人の世界が凝縮されています。
ブルー色調の世界で、何もかもがハートマークに見えてしまいました。
愛する人のために、プレゼントのひとつふたつ落っことしても良いじゃないですか。
彼女は一番大事なもののあり場所を知っているのですから。
私もクロになりたい。
星空には流れ星。
この本のタイトルは恋人のプレゼント用に考えられたのかな？

ボローニヤ国際絵本原画展の毎年行っています。
その中で刀根さんはとても気になった作家さんでした。
どんな物語を書くのだろうかと。

この絵本もやはり絵に惹かれました。
派手ではない落ち着いた色の中に、細かく書き込み、
その書き込みが、何とも表現しがたいめくるめくような気持ちを起こさせます。
青や緑を基調とした中に、
クロがつかまえたり使ったりした、貝やスコップ、クラゲ、魚などの
赤いハートの形が映えます。
シロは、クロの優しい心を感じたんだよね。

黒と白の猫が好きな息子は、じっと聞いていました。
夜空の星を見たいそうです。
息子にも優しい気持ちをもって育って欲しいです。

シロに水面に映る星（キラキラ）をプレゼントしたかったクロ
でもそれがなかなかつかまらない

「キラキラってなんだろうね」

ワクワク目を輝かせながら美しい絵を眺める4歳の我が子

まるで自分も夜の森の水辺に迷い込んだような錯覚を覚えるぐらい
絵がとっても素敵で幻想的

贈り物は二人の心の中に、、、

読んだ後に心がほっこりあたたかくなるお話でした！

大人の方へのプレゼントにも、もちろん、小さなお子さんにも大きなお子さんにも
おススメできる素敵な絵本です。

絵が素敵です。
一昔前のファンシーグッズのような雰囲気もありますが…。
内容はちょっと大人っぽいです。
もうすこし掘り下げてもよかったのでは？と
思わずにはいられない感じでした。
大人のメッセージ絵本としてはいいかなと思いますが
子どもに読み聞かせするには
ラスト、ちょっと「？」ってなりそうな感じがします。

愛し合うふたりの猫が星のまたたく夜に
きらきら輝く美しい泉を見つけ、
そのきらきらの正体を見つけようとする。

黒猫は水をすくってみたり、釣りをしてみたり、
中に入って泳いでみたりするものの
きらきらの正体はつかめません。

ここで、現実ならば釣り道具を持ってきたり
片付けたりといったわずらわしい作業が発生するでしょうが、
そこはばっさりと省かれ、
一瞬のうちに次のシーンに移るので
空間だけでなく、時間の流れ方もうつし世とは違う
夢か幻か、はたまた浄土のような
非常に安らげる気持ちにさせてくれます。

ふたりの猫もなんの憂いもなく、幸せ。
寝物語にぴったりの夜のお話です。

『ぴっぽのたび』があまりにもすてきだったので、イタリアから送ってもらい、原語のまま読みました。翻訳は実によく練れていて、物語りを上手に引っ張ってくれています。
イラストはこれまで同様幻想的ですてきですが、赤の使い方がとても効果的で、大人の読者を惹き入れる力をもっています。
愛のためにすべてを尽くそうとするクロの気持ちと振る舞いが切ないほどに伝わってくるし、力尽きたクロをやさしく包むシロのやわらかいしぐさと表情が何とも微笑ましい。若い学生さんたちにも読んでもらいました。「こんな愛の姿って日本にもあるのかなぁ」とため息交じりに感想を言ってくれました。

読むのをとっても楽しみにしていた”きみへのおくりもの”
娘を寝かしつけた後、そーっとページをめくると
素敵な　美しい　青　蒼　碧の世界

一日の疲れがすーっとその”あお”に吸い込まれるよう。
おもわず深く深呼吸。
心も身体も軽くなる

そして、ハートが大好きなのでお魚や葉っぱなどいたるところがハート表されてて胸キュン♪
私たちのハートも美しい世界にしっかりつかまれます☆

読んでいて、クロが主人に重なりました
いつも私を喜ばせようと家族のために一生懸命頑張ってくれてる

でもほんとは
そばにいれるだけで幸せなんです

葉っぱでも貝がらでも嬉しいし宝物になるよ
でも、なによりも宝物なのは
一緒にいれるこのじかん

この毎日が本当にキラキラしていて幸せ
毎日「ありがとう」を言っているけど
ほんとにこの幸せな日々をありがとう

流れ星に願いをのせて
どうか大切な主人と娘とこれからもずっと幸せにいれますように☆

この日々こそが
最高の”おくりもの”ですね☆

☆。.・；＊　゜’゜＊；・.。☆。.・；＊　゜’゜＊；・.。☆。.・；＊　゜’゜＊；・.。☆。
作者の刀根 里衣さんは福井のお生まれ、京都の学校ご出身。
私は、京都生まれ福井在住、しかも年もお一つ違いということもあって
勝手ながらとっても親近感を抱いていました☆

以前ニュースでイタリアの女性が刀根さんに
「図書館に集まる子供たちにあなたの絵本をいつも読んであげているわ」とおっしゃってらっしゃって
刀根さんの作品が本当に世界で愛されているんだなぁと
一読者として嬉しく思いました
同世代の作家さんがキラキラと世界で輝いていらっしゃるのが本当に素敵！
これからもファンでい続けたい作家さんです☆

絵本を手に取って、ページをぱらぱらっとしてみただけで、
心が洗われる気持ちがしました。
文章を読んでみて、さらに、温かい気持ちに。
誰かを思うことの大切さをおそわりました。
絵の中にちりばめられている、ハートの形も、心をくすぐる
ポイントでした。
１ページ１ページを額に入れて飾りたくなるくらい、本当に
素敵な絵です。
こんなに透き通った美しいお話に出会えたことに感謝します。