「けんかともだち」 みんなの声

いわゆる生活童話絵本です。
長谷川知子さんの絵は、
子どもの気持ちに寄り添うような雰囲気なので
人間の生活が直接的に描かれた絵本でも
違和感がなく、すんなりと共感できると思います。
けんかする過程も、なかなおりする過程も、
そんなことはないだろうというようなつっこみどころもなく、
安心して読める内容でした。
年中・年長、一年生くらいまで対応できると思います。

でも、絶交しても特にいいこと無いし、絶交の原因なんて割と大したことじゃ無いんだから、絶交しない方がいいよ！って自分の子には教えたいと思います。絶交するくらいなら、しばらく距離を置けと。それにしてもつよしの母の作るクッキーの完成度の高さよ。

このお話は、仲良しの男の子の二人がケンカそして仲直りするまでの様子を描いたお話でした。ケンカをしてはなれている時に、お互いの事が気になってくる様子がとってもかわいらしかったです。些細な事でのケンカだったのですが、元は仲良しだからすぐに仲直りできちゃう所もかわいかったです。

つんたとかんたは、本当に仲がいいんだと思いました。仲がいいから喧嘩もできるのだと思いました。大人になるまでにつんたとかんたのように思いっきり喧嘩ができるお友達に出会うといいなあって思いました。長谷川知子さんのリアルな絵がとても素敵でした。

子どもは友達と遊ぶのが一番
かんたとつよしはなかよくあそんでいるけれども　　かんたは自分のほうがうまくいかないと　積み木を壊して　剛の頭をたたきました
「ぜっこうだ」とお互いに相手のことが許せません

でも・・・・・　一人じゃつまらないのです
「つよしのやつどうしているかな・・・・」　　やっぱり気になるのです

かんたは　つよしの帽子を渡しに行くのですが　下をむいたまま　この仕草がなんとも　子どもらしくてかわいいのです
そして　つよしも　うれしくて　ママの焼いたクッキーをごちそうするのです

よかったね　なかよくなれて　　　子供のけんか　　けんかするほどなかがいいなんて言いますが　　　　何度もけんかして　なかなおりして　友達の大事さを感じるのでしょうね
けんかともだち　この言葉に意味がよくわかります

大人も同じです
子どもから学んで　けんかしても　仲直りすることを教えられました