母はいないようです。建築現場の飯場に父と住み、
転校を重ねて生活する兄弟の話・・・。
学校で、「いなかっぺ」の「シャッポ団」と、
共稼ぎ家庭の(?)「カギ団」の抗争が続いていました。
「兄ちゃん」は「けんかするなら一たい一でやれ。
おれがたちあってやる!」と、
団長同士の「けっとう」を提案。
ところが・・・!この「けっとう」で「兄ちゃん」が
二人の団長に大喝を入れるのです。ここがすごい!
読み聞かせでは、なんかとても気分良く読めました。
絵も、ハッキリしていて読み聞かせに向いています。
一昔前の話と言わずに、ぜひ読んでみて欲しい。
初版は1980年代。2002年「赤木かん子企画」で
復刊しています。