「もやもや」や「うきうき」、そんな気持ちの短い言葉を
見開きページに一言ずつ。
絵、文字、色、背景を用いて見せてくれます。
とっても愉快な表現があるものですね、
感心して絵本に見入ってしまいました。
気持ちを代弁するのは、黒地に浮かぶカラフルなお魚たちです。
その表情がどれもユーモアたっぷり♪
そうそう、「うんざり」ってこんな顔!
気持ちにカタチや色合いを持たせたら、こうなる。
画面ひとつひとつに説得力があり、
自分の中にある、その気持ちを引っ張ってきてしまいます。
面白い体験です。
絵本を読んでいくと、いろんな気持ちが出てきます。
何気ない一日には本を手に取って、
この気持ちのバリエーションを眺めるだけでも楽しそう。
最後のページを見る頃には、
水色の魚と同じく、きっと「しあわせ」な気分☆
読んだら、ついつい気持ちが反射して動くので、心の体操をしてるみたい。
不思議で魅力的な絵本です。