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アンナとわたりどり」 みんなの声

アンナとわたりどり 文:マクシーン・トロティエ
絵:イザベル・アルスノー
訳:浜崎 絵梨
出版社:西村書店 西村書店の特集ページがあります!
税込価格:\1,430
発行日:2015年06月06日
ISBN:9784890139514
評価スコア 4.33
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  • オレンジ色の羽の蝶

    内容や解説を読んで、表紙のオレンジ色の羽の蝶のことが気になってしまいました。アンナは、根っこのない暮らしをしてますが、5人兄妹でパパやママがいる7人家族なので、寄り添って生きているから家族のあたたかさも感じられました。ゆっくり、ゆっくりの孫も9月になったら、弟が増えて兄弟5人になるから、ちょっとだけアンナ家族と重ねてしまいました。季節労働者になったとしても、家族と堅い絆で結ばれているアンナは、幸せだなあと思いました。7人で手を繋いで暮らしていってほしいと願いました。

    投稿日:2019/03/30

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  • 印象に残る

    ひとところにとどまることのない季節労働者のアンナ一家。アンナの想像力豊かな目線をとおして、その暮らしぶりが伝わってきます。
    はっとするような表現がおりまざった詩のような文章に、コラージュを使った独創的な絵。最後の解説を読んで、また読み直しました。
    印象に残る絵本になりそうです。

    投稿日:2018/05/22

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  • 季節労働者のアンナ達家族は 渡り鳥のように仕事を求めて 北や南へ移動しながら生活しています
    だから 1つの場所で暮らしている人の生活が解りません
    でも 自分のベットがあって 自分の自転車があって・・・・ステキだろうなあ〜 あこがれています
    小さな アンナはいろいろ想像するのが上手です
    のうさぎのようになったり みんなが昼間働いているのを見て ハタラキバチのようだと思いました
    夜には 子ねこのように寄り添ってお姉さん達とねむることを想像しお兄さん達は 子犬のようだと想像しています
    町のお店に買い物に行きますが 言葉が分からないのです
    ききとれることばは さとうのように さらさら 
    解らない言葉は トウガラシのようにぴりっとからい   きれいな表現で書かれていて 詩的だなあと思いました

    大地に根を張っている樹のように 季節の巡りを感じて生きることも想像しています
    アンナの想像力の豊かさ あこがれの気持ちが 良く分かります

    季節労働の生き方はなかなか苦労が多いのでしょうね
     
    アンナの想像の世界から   そんなことを感じました

    人間の生き方は本当にさまざまだなあと教えられました

    投稿日:2017/02/12

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  • 季節労働者家族

    季節によって移動しながら働いている家族のお話。
    ちょっと抽象的で現実感から遠いようにも思うのですが、同じ場所での生活に憧れるアンナの気持ちは伝わって来ました。
    どこへ行ってもよそ者で、居場所は家族の生活。
    寂しさが見え隠れしている繊細な絵本です。

    投稿日:2016/05/05

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  •  仕事を求め、季節ごとに北から南へ、南から北へと移動する季節労働者家族の幼い娘、アンナの心の中が描かれています。「ひとつの場所でずっと暮らすのってどんな感じでしょう・・・」と。

     アンナは、自分を他の生き物にたとえて想像します。渡り鳥、野ウサギ、ハチ、大地に根を下ろす木・・。どの想像にも、一つのところに落ち着いて暮らすことへのあこがれがあります。たえず移動し、知らない土地、言葉がわからない場所での暮らしは落ち着かないのでしょう。でも、そこには同時に、家族みんなで力をあわせて生きている人たちの絆、強さ、しなやかさもあります。

     外国の様々な文化や生活を描いた絵本はたくさんありますが、それらとは少し異なる視点からの絵本です。全く知らなかった訳ではないけれど、ほとんど気に留めていなかったこういう暮らしを、この絵本を読んで 初めて知ったような気持ちになりました。(巻末の編集部の解説も参考になりました)

     静かな詩的な文章です。絵は、うすい色使いのすっきりとした感じで、そこに、コラージュが効果的に使われています。そして、アンナの子どもらしい想像が、ユーモラスに、のびやかに描かれています。

    投稿日:2016/01/10

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