これは「あかいでんしゃ」シリーズの1冊です。
春は「みんなでんしゃ」、夏は「ぎゅうぎゅうでんしゃ」、冬は「ないしょでんしゃ」、そして本書は秋の「つみつみでんしゃ」です。
電車の窓からは鮮やかな紅葉と、実りの秋を堪能できます。
例のごとく、軽い仕掛け絵本になっているので、切り取られている窓からの景色を、乗っている子どもたちと一緒に楽しめそうです。
「おいそぎのところ もうしわけありません。」といいつつ、何度も何度も秋の実りの果実などを拾うため、電車は止まります。
ページをめくるたびに、次は何かな?と、わくわくします。
読み聞かせに使えなくはありませんが、こういう隅々まで細かく描かれている作品は、一人読みや、少人数でじっくり読んだ方が楽しめそうな気がします。