どうぶつ裁判は、結局矛先が人間に向けられましたね!
タンチョウの弁護士のカワウソは、炭焼きの老人を証人に呼び
ました。「50年も前の話だ!」と言って給餌の始まりのことを話し
タンチョウの天然記念物は、33羽だったのが、とうとう去年は、
1000羽になった。やっと、1000羽になった!と、最後はつぶや
くように言いました。
人間は、自分たちの為に、湿原を半分にしました。
それでは、タンチョウが困るというので、冬の間エサを与えてい
ます。そのために数はどんどん増えました。でも、春から秋の間
は、知らん顔です。その季節、湿原では、タンチョウが増えた分
ヤチウグイなどのふつうの生き物が多く食べられています。
結局、”どうぶつ裁判”では、人間が悪いのかな・・・・・・
あべ弘士さんの動物たちの絵に迫力があって素敵に描かれて
います。