わぁ〜、きのこがいっぱい!と、所見の感想。
あらあら、こんな可愛い表情をして〜♪と、絵を楽しみもう一回。
巻末の〈きのこはかせのかいせつ〉を読んでからもう一回。
そして、最後にもう一回。
丁寧に読みました。
マーヴリナさんの絵には、本当に妥協がないと思いました。
「おたんじょうのおいわいのひ」は、「名の日のおいわいのひ」だそうです。
ロシアには、自分の名前を守護聖人にちなんでつけた場合、その守護聖人の記念日を「名の日」としてお祝いする習わしがあるそうです。
お話は、むかしむかし森の中、木の根元にヤマドリダケのおじいさんが住んでいました。
ある時、孫のナラタケたちに「今日は、わしのたんじょうのおいわいのひ」だから、おきゃくさんをよん来てくれと頼みます。
トウヒの林・シラカバの林・ポプラの林から、やってくるきのこたちが、それぞれお祝いの品を用意してやって来ます。
どのきのこも、虫たちも可愛らしく描かれています。
蚊がバイオリンを弾く様子には笑ってしまいました。
宴もたけなわというところで現れた招かれざるお客が、・・・・・・。
この作品を通して、茸博士さんが誕生するかもしれませんね。