「みんな にこにこ」 みんなの声

　息子と、いつも行く本屋さんより大きい本屋さんへ行った時のこと。沢山の絵本を前に『今日は好きな絵本１冊買ってあげるよ』・・・の言葉にあれこれ悩んで迷って、最後に息子が選んできた一冊がこの絵本でした。前から欲しがっていた絵本をあきらめてまでこの絵本を選んできました。その日の寝る前に読んであげたのですが、５歳の息子にはちょっと物足りないような気がしてしまいました。でも、「どうしてこの絵本がいいな〜と思ったの？」とさりげなくきくと、「だって『みんな　にこにこ』って書いてあったから・・・。」と一言。（そっか・・・そうだよね、みんなにこにこが一番いいよね！）なんだかすごく当たり前のことだけど、最近の私（ママ）にこにこしていなかったような・・・　息子の一言ではっとしました。本棚に並ぶ沢山の大好きな絵本達の中で、『みんな　にこにこ』の文字がいつも光って見えます。息子のおかげで、素敵な絵本と出会うことができました。

やさしい色と、やさしいタッチのこのシリーズの絵は、きっと嫌いな人はいないはず。
例に漏れず、わたしもパッと見で気に入って、手に取ったのですが、１歳３ヶ月の娘は最初あんまり興味を持ってくれませんでした。
何度か読むうちに、だんだん最後まで読みきれるようになり、泣いていた動物たちが笑うようになるというストーリーを理解し始めたようです。
読み始めて１週間後くらいに、急にさいごの「みんなにこにこ」のページで、「ニコニコニコニコ･･･」と言いながら、両手の人差し指で口角をキュッとあげる身振りをはじめました！
娘なりに、にこにことはこんな感じ！というのを感じ取ったようです。
この絵本は、子どもの感性というよりは、どちらかというと大人の感性で描かれた絵本だと思います。
なので、子どもは最初の取っ付きがよくないかもしれませんが、だんだん気に入ってくれる、そんな本だと思います。

お友達と遊ぶと楽しくてにこにこなれるよ、とこどもに伝えたい絵本です。
最初は泣いていた動物が、誘われて遊ぶと涙がちっちゃくなってにこにこになります。
そう、お友達と遊ぶってとても楽しいこと。
シンプルなメッセージですが、これから集団生活を送るこどもにぴったりな絵本だと思います。

みんながてんとうむしに会うと、元気になってニコニコする！！
涙の大きさが、てんとうむしに会うと、変わってる。
絵本の紙質と絵と字の雰囲気、すべてがベストな感じ。

こどもきっと喜びそうな楽しさいっぱいの絵本。
こどもと一緒に絵を見て一緒に楽しめたらなぁって思った。

まだ、字が読めないお子さんでも、絵だけで充分楽しめる１冊。
ぜひ、お子さんと読んでみてください！！

とにかく絵も文字もこれしかない・・という感じ！
絵は、手にとってすみずみまで見てほしいです。
涙の大きさが変化していくところは、絶対見逃さないでね！
心もほっこり、読んだ人までにこにこすること間違いないです！
小さい子がいる人は、親子でにこにこ！いいですよ。