子どもたちが小さいころ、良く通っていたうどん屋の書棚に置いてあった本です。
うどん屋に行く度に、息子が必ず引っ張り出してきて熱心に読んでいました。
数字の「1(いち)」と「7(しち)」、形も音もよく似ているふたつの数字の小競り合いが面白いです。
そのうち他の数字も巻き込んで…
こんなにじっくりと数字を眺めることなんて、大人になると、なかなかないかもしれませんね。
文字や数字を覚えたての子どもたちには、この擬人化された数字たちはとても魅力的なのかもしれません。
幼い態度の1と7に対して、他の数字たちはちょっと大人の態度で二人をたしなめ、なぐさめます。
その温かく見守る態度が素敵だなあと思います。
そのようなストーリーが終始テンポ良く進められ、あー面白かった!という印象が残ります。
先日、大人ばかりの前で読みかたりをしましたが、その中からも笑い声が漏れました。
幅広い年代で楽しめる絵本だと思います。